トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

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犬のしつけの理想とは?

わんこいっぱい

わんこを愛する皆さま、こんにちは!

 

わんこマニア

自負しておりますテイルです♪

 

先日、ちょっとしたわんこの

躾について、ご相談いただいた

ことがありました。

 

 

わたしはトリマーなので

躾は、専門分野ではありません。

 

そこで、何か役に立てないかなと

ドックトレーナーさんのブログなどを

拝見させていただいていて

気が付いたことがあったのです。

 

これは、皆さまに

お知らせした方が良いのでは?

と思ったことを書かせていただこうと思います!

 

 

わんこのしつけの盲点

かもしれないです!

 

 

では、早速

お話させていただきま~す❤

 

犬のしつけの盲点

ゴールデン

(写真はイメージです)

 

 

今回、ご相談いただいたのは

ラブラドールのわんこの飼い主さん。

 

明るいラブちゃんは

攻撃的になることが少なく、

飼いやすい大型の犬種のひとつです。

 

 

でも、明るいがゆえに

テンションが上がり切ってしまうと

とても大変なことになります。

 

 

大きさが、大きさなので

家が破壊されてしまうことにも

なりかねないんですよね(笑)

 

 

だから、元が明るい大型犬は

成犬になるまでに、飼い主さんが

 

わんこのテンションをコントロールできるようになっておくこと

 

これが重要なのです。

 

ご相談いただいたわんこさんは

3歳で行き場を失ってしまった

わんこでした。

 

 

だから、というわけではないのですが、

しつけが、行き届いていなかったのです。

 

一番の困り事が

ウェルカムの歓迎が

激しいこと。

 

 

家に人が来ると、嬉しさのあまり

興奮しすぎて、甘噛み

繰り返してしまいます。

 

 

洋服を引っ張ったり

飛びついてしまったり

本犬は、喜んでやっているのでしょうが

飼い主さんも来客も、困ってしまいますよね。

 

それで、飼い主さんは

ご自身で調べて、来客された場合には

わんこを無視してもらうことに。

 

でも、思ったような効果は

得られませんでした。

 

 

そんな時、わたしも

そのコに、何度かお会いすることができて

ご相談を受けたというわけです。

 

 

わたしの感想は、というと

無視というしつけに

少々の違和感を持ちました。

 

 

無視

「構って!構って!」なわんこには

とても有効な手段です。

 

だから、無視というのは

選択としては正解だと思いました。

 

 

でも、なんだか違和感・・・。

 

 

飼い主さんから、お話を伺うと

引き取るまでの間、飼われていた環境は

散歩なしで、ケージに入れっぱなしにされ

散々、食べさせられていたということ。

 

 

だから、構って欲しいという欲求は

他のコよりは激しいのかも、ということ。

 

 

 

でも、どうしたら

それが困ったことだということを

そのコに、理解してもらえるのだろうか?と。

 

 

それで専門家である

ドックトレーナーさんのブログなどを

拝見してみようと思ったんです。

 

 

そして、あるブログで

ハッとさせられました。

 

 

 

わたしが、トリミングで

必要な躾をする時には、わんこの性格を

すご~く考えて、考えて考えて

接しています。

 

 

でも、わたしの性格っていうのを

考えたことはなかったんですよね。

 

 

というのも、

そのドックトレーナーさん曰く

 

この場合は

自宅でのしつけですから

飼い主さんが、主体であるということ

大前提なわけです。

 

 

わんこの性格が、いろいろあるように

飼い主さんの性格もいろいろある。

 

 

 

 例えば、わたしは

声も大きく出すことができますし

キツく言うことも、できる人間です。

 

 

でも、世の中

みんな、そんな人ばかりじゃないですよね。

 

 

「キツく叱らなければいけない」

 

 

という プレッシャーが、飼い主さんを緊張させ

そして、その変な緊張と不安とが

犬を不安定にさせる ということを

おっしゃっていたのです。

 

 

 

わんこって

精神的に安定している人が

好きです。

 

 

 

逆に、飼い主さんが不安定になった時

言葉で意思の疎通をすることが、難しいわんこは

その人が、発するエネルギーみたいなものを

感じ取ります。

 

 

犬を叱る時は、冷静に

しっかりと伝えることが

大事なのです。

 

 

大きな声を出したり

威圧的な(?)態度っていうのが

表現としてあっていないかもしれませんが

犬に、強く出るっていうか(?)

そういった態度を取りにくい方もいるじゃないですか。

 

 

そういうことが、得意ではない飼い主さん

キツイ言い方や、大きな声することで

無理をした不安定な状況の中で

しつけをしたとしても逆効果だ

とおっしゃっていたのです。

 

 

これは

目から鱗でした~!!!

 

 

さすがだ~!!!!!

 

飼い主さんが、やりやすく

無理をせずに、しつけを行えるように

とても工夫されている!!!!

 

 

このトレーナーさんは

ホントに、すごいなと思いました。

 

 

これって

すごく盲点でした。

 

 

視点を変えるって

わかっているようで

なかなか、できないもの です。

 

 

だから、あのラブちゃんも

もしかしたら?

と思ったんです。

 

 

視点を変えてみよう

 

チワワ二頭

 

「犬は過去に生きない

今を生きてる」 

 

 

と、有名なドックトレーナーの

シーザー・ミランさんは

おっしゃっていました。

 

 

なるほど!とは思うのですが

でも、わんこも人と同じように

幼い時にあった環境などが

何らかのトラブル等の要因の一つになる

ことはあるんだろうなと思ってます。

 

 

あのラブちゃんは

大きくなって、扱いに困った

元飼い主さんには、おやつをもらえるだけで

構っては、もらえなかった

 

 

あのわんこは

そこを埋めて欲しいのかなと。

 

 

もちろん、現飼い主さんは

丁寧で、すごく手をかけられていますので

足りていない、というわけではないんです。

 

 

構って欲しい時に

構ってもらってなかったツケというか。

 

 

その環境(?)になると

その欲求を思い出すような

感じなのかもと。

 

 

だから、無視するだけでは

効かないのかもと思ったんですよね。

 

 

そこで、視点を変えてみようと

次に、お会いした時

実行に移してみました。

 

 

変えないことは

わたしのテンションは

一定に保つこと

 

 

でも、ちゃんとわんこの目を見て

穏やかに、撫でることにしたんです。

 

 

すると カミカミはするものの

落ち着くのも早いんです。

 

 

それなら次は、終わりの合図を

教えれば良い、ということが

わかったんですよ~♪

 

 

このコの場合は、飛びつきや咬みつきは

一度、構ってあげてからの方が

落ち着くんですね。

 

 

だから逆に、無視することで

このわんこの欲求が

かえってエスカレートしていた

のかもしれないんです。

 

 

そして、そのことに

気が付いてくれたことが

このコは、余程嬉しかったようで

わたしから、しばらく離れなかったんです。

 

 

要求を全て満たす、ということは

甘やかしになります。

 

 

でも、訴えていることを

正しく理解して対処してあげること

わんこのしつけトラブルには

大事なんだと思います。

 

 

そして、わたしは

これまで、飼い主さんからの相談の際には

一般的に言われているようなしつけの対応しか

お話できていなかったと反省しました。

 

 

そこには、先にお話したように

飼い主さんの性格も含めて

しつけの方法を一緒に考えてあげないといけないな

と思ったできごとでした。

 

 

 

 

以上、しつけはホメるが基本のテイルでした!