トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

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処方食、療法食を与える時にやってしまいがちなミス

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新型コロナのことが

心配過ぎて

防護服をネットで購入する

という夢を見ました…(゚Д゚;)

 

こんにちは!心配症のテイルです♪

 

ちょっと体調が悪いと

このご時世、ビビッてしまいますよね。

 

わんこやにゃんこも

同じように体調不良になることがあります。

 

この時に

先生から、お食事の指導を

されることが、ありますよね。

 

そして、獣医さんから

処方されることがあるのが

処方食、または療法食

と言われるフードです。

 

以前は、種類も少なく

味もあまり好まれないものが

多かったのですが

 

現在は、いろいろと改良されて

味の種類も増えて

好んで食べてもらえるように

なった印象があります。

 

私、個人的な印象ですが

手作りのご飯よりは

質の高いドライフード

与えて育てた方が

健康を維持できる飼い主さんが

多いなと感じます。

 

 

それと、わんこやにゃんこも

最初が肝心で

子犬、子猫の時に

いろいろなものを食べさせ過ぎる

贅沢な嗜好になって

ご飯に対して、ワガママを言うコが

多いように思います。

 

ただ、元々

小食なタイプのコは

本当に頭を悩ませますよね。

 

亡くなった先代のわんこが

小食で本当に困りました。

 

そのコが

病気になって

処方食になった時は

どうしたらいいのと

思うぐらい食べなくて

食べなくて・・・(汗)

 

なので 

小食なコは、本当に食べなくなって

しまうことがあるので

獣医さんとよく相談して

食事療法に取り組んで欲しいと

思います。

 

 

 

さて、今回は

そういった処方食や療法食を

与えることになった時

いくつか知っておいて欲しいことを

お伝えしていこうと思います。

 

 

 

処方食を食べてくれない時

 

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処方食には、様々な病気に

対応したものがあるのですが

おおよそ、共通して言えることは

処方食以外の食べ物を

与えてしまうと意味がないんです。

 

「なかなか食べてくれなくて」

 

と、市販の缶詰を

混ぜて食べさせてしまう

 

処方食、あるあるです(笑)

 

例えば、尿路結石になった時や

結石は無くなったけれど

その予防のために食べさせるフードは

体の偏ったPHを整えるためのものなのです。

 

だから、それ以外の食べ物を与えてしまうと

体のPHを整えることができないので

結局、意味がありません

 

またアレルギーに対応するための

お食事であれば、アレルゲンとなる

食べ物を他に与えてしまえば

アレルギー症状が出ますから

意味がないですよね。

 

でも、食の好みで

どうしても食べないという場合。

 

違うご飯を与える前に

まずは、お湯を入れて

匂いを立たせてあげてみましょう。

 

多くの処方食は

カリカリのドライフードですよね。

 

お湯を入れると

匂いが立つので

意外と食べてくれたり

するんですよ。

 

また、ドライフードを

そのままだと、飲み込みにくいのか

「ケッ」っと、吐き出して

しまうような場合にも

有効な方法です。

 

その場合は、お湯ではなくて

お水でも大丈夫です。

 

 

それでもダメなら

その処方食の缶詰め

販売されているのであれば

缶詰を試してみましょう。

 

処方食のカリカリに

処方食の缶詰を混ぜてみる。

 

はい!

ここ、大事ですよ!

 

あくまでも

処方食の缶詰ですよ!

 

通常食の缶詰を与えてしまったら

意味がありませんからね!(笑)

 

 

 

それで、缶詰だけ

食べてくれるなら

お湯でペースト状にした缶詰め

カリカリに混ぜてみる。

 

ペースト状にすると

カリカリに絡むので

つい、一緒に食べてしまう

というところを狙います。

 

 

また、それでもダメなら

カリカリは諦めて

缶詰のみに移行する。

 

 

 

また、缶詰もダメな場合は

まずは缶詰に、お湯をかけて

匂いを立たせてみましょう。

 

ペーストまでせずに

柔らかくなる程度で

大丈夫です。

 

 

人によっては

「ウッ!」っと

来るかもしれませんので

お気をつけて(^▽^;)

(注 カリカリも「ウッ!」となることがあります)

 

 

という感じに

まずは、工夫してみてください。

 

カリカリのフードは

お腹持ちがいいので

やはり、食べて欲しいんですよね。 

 

お腹が空いて

クレクレ怪獣

になってしまうと

 

飼い主さんが、可哀そうに思って

違うものを与えてしまう

リスクが高くなるので(^-^;

 

 

それでも、やっぱりダメ

という場合には

違う味の処方食がないか

処方された病院で聞いてみましょう。

 

 

先生によっては

いくつかサンプルを

用意してくれる場合もありますし

その処方食の『一番人気』を

持っていらっしゃることもあります。

 

 

また、病院には

常に置いていない処方食

ある場合があるので

相談は大事ですよ。

 

好みは、それぞれですから

いろいろ試して、合う物を

探してあげてくださいね。

 

 

処方食に切り替える時

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処方食を与える時に

やってしまいがちなのが

一気に、変えてしまうことです。

(注 状態によっては、先生の判断ですぐ変える場合もあります)

 

通常のご飯でも

今まで、与えていた物から

違う物に変える場合

少しずつ混ぜて

数日かけて、移行していきます。

 

なぜかと言うと

急に、違うご飯を食べて

例えば、吐いてしまったとか

下痢してしまったとか

そういったことが起きると

原因がわからなくなるからです。

 

新しいご飯に喜んで

「ワーッ」っと食べてしまって

勢いが良すぎて吐く

ということもあります。

 

また、お腹が急に

違う物にビックリして

下痢をしてしまう場合もあります。

 

本当はご飯が合っていたのに

そういった理由で、ダメにしてしまっては

もったいないですよね。

 

少しずつ与えてみて

吐いてしまうとか

お腹が下るというのなら

合わないということが

考えられますので

獣医さんと、ご相談なさってくださいね。

 

おしまいに

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私が、トリマーを

やってきた経験上ですが

 

「アレルギーっぽい」

 

と、獣医さんに言われて

管理に悩んでいらっしゃる飼い主さんが

意外と多い、印象があります。

 

 

確かに、アレルギーの検査

少し、お高いんですけど

ご飯に悩んで、いろいろ試して

お薬をあれやこれや、という状態よりかは

明確にわかってしまった方が

対処がしやすいのではないかと思います。

 

 

 

もちろん、完全に症状なく

というのは、難しいかもしれませんが

例えば、ご飯のアレルギーだと思っていたら

草花にも、大きく反応してい

ということもあるんですよね。

 

そういう場合は

草花の多い場所は、避けるなど

お散歩コースに、注意してもらったり

 

帰宅した後は、ブラッシングして

花粉など落としてあげるなど

対処できることをしてあげると

良いと思います。

 

 

また、何に反応していて

何に対して、反応が強くて

何なら、多少食べても大丈夫なのか

ということが、わかれば

 

単純に、食べさせやすいですし

もしかしたら、大丈夫なオヤツ

あるかもしれないんですよ。

 

 

いつも我慢させているという

本当に、真面目な飼い主さんも

いらっしゃるので、今回は

検査のお話も、させていただきました。

 

 

 

また、アレルギー症状で

皮膚が赤くなっていたり

痒みがある場合には

薬用のシャンプーを使うことがあります。

 

 

定期的に、薬用のシャンプーをしていれば

大きなトラブルにならないと

おっしゃっている飼い主さんもいるので

とても、有効な方法なのですよ。

 

薬液は、いろいろあって

人の手が、ボロボロになる強いものから

とても、刺激の少ないものまでありますので

獣医さんと、よくご相談されてくださいね。

 

 

皮膚を清潔に保って

アレルゲンに触れさせないということが

一番、効果的なのでしょうね。

 

 

ちなみに、わたしは以前

アレルギーの細かな検査をしたのですが

スギ花粉のアレルギーは、数値が用紙から切れるほど

高いも高くって、自分でビックリしました(笑)

 

他にも、赤松や

ハウスダストなども

結構な数値で、ビックリ!

 

でも、肝心の

わんこやにゃんこは

大丈夫でした!

(あの時は、心底ホッとしました 笑)

 

 

今回は、ご相談の多い

処方食のお話を

させていただきました。

 

 

皆さまのわんこやにゃんこが

快適な生活を送る、お手伝いになれば

嬉しいです♪