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心臓疾患のあるわんこは冬が危険!

お散歩まる

(このお話は2018年の冬に書いたものです) 

 

最近、急に

寒くなってきましたね。

 

もうクリスマスやらおせち料理の話題が

テレビから聞こえてきて、年の瀬を

感じるようになりました。

 

皆さま、こんにちは!テイルです♪

 

寒くなってきて

思い出した話題を

今日はお届けしようと思います。

 

 

以前、わたしの飼っていたわんこは

心臓の疾患があり、僧帽弁閉鎖不全症という病気でした。

 

 

元々、体が小さく

心臓の他にも、てんかん・パテラ・結石などなど・・・(泣)

 

 

ホントに、病気が

多いわんこでした(汗)

薬代や入院代などの治療費は、大変でした・・・(泣)

 

 

そんなわんこの一番の心配が

僧帽弁閉鎖不全症だったのですが

そこで、皆さまに質問です!

 

 

心臓疾患というと

暑い時期が、危険な

気がしませんか?

 

でもでも、本当は

これからの寒い時期も

注意してあげなければいけないんですよ!

 

 

今回は、寒くなる

これからの時期、心臓疾患のあるわんこに向けて

緊急のお知らせをさせていただきたいと思います!

 

 

心臓疾患のある愛犬に、わたしが行った寒さ対策

 

ちわわ包み

 

夏になると、わんこたちは

舌を出して「ハアハア」と苦しそうな

息の仕方をすることがありますよね。

 

 

わんこって汗をかく場所が

足の裏しかないんですよ。

 

だから、人間のように

体全身から汗をかいて

体温を下げるということが

できないんです。

 

 

そのため、温度調節するには

口を大きく開けて「ハアハア」するんです。

 

 

そんな時に、わんこの体を触ると

心臓がドキドキしてますよね。

 

 

その鼓動の速さから

心臓に、負担がかかってるというのは

飼い主さんも、おわかりだと思います。

 

 

でも、心臓疾患のある

うちのわんこ。

 

具合が悪くなるのは

ほとんど、冬でした。

 

 

どうしてだろうと

不思議に思って、獣医さんに聞いたところ

 

 

「冬は、寒さで血管が縮むでしょ。血流が悪くなって

心臓に負担がかかってるんだよ」

 

 

なるほど~!!! でしょ!?(笑)

 

 

血流が悪くなれば

それを送ろうとする心臓も

頑張らなきゃならないんですね。

 

 

わたしもそうでしたが

これって意外と、気が付かないんじゃないかと。

 

そこで緊急に、お知らせを

させていただくことにしたのです。

寒くなると ハッと当時の事を思い出すんですよね~・・・

 

 

さて、早速

わたしが当時やっていた

寒さ対策をご紹介しますね。

 

うちのわんこ。

 

一応、トリマーの飼っていたわんこなので

それなりに、カットを楽しんでおりました。

 

ですが、そこはさっぱりと諦めて

ばっさりとカット。

 

 

かなり毛を短して

洋服を着せました

 

 

これは、服を着せると

どうしても毛玉になりやすいのと

服を着せるようになると

フケが多くなる場合があるからです。

 

 

それに、毛を短くすることで

ドライヤーで、ブローする時の

負担の軽減にもなります。

 

 

洋服は、

通常1枚。

 

 

真冬になると、セーターと

トレーナーなどで、二枚重ねで

着せていました。

 

 

うちのコは、初めて洋服を着せても

固まることもなく、嫌がるそぶりもなかったので

本当に助かりました(笑)

 

 

 

また、平たかったベッドは

潜り込めるタイプの物に変更。

 

その下に

ペットヒーター

入れておきました。 

 

以前は、ペットヒーターって

硬いものしかなかったので

そういったやり方をしていました。

 

 

でも、今は

こういったものが出ていますよ。

 

 

 

 

 

 

これなら寝ていても

痛そうじゃないですね❤

 

 

また、時期によっては

エアコンで暖房を入れておいたり

と対策をするようになってから

さほど大きく、体調を崩すことがなくなりました。

 

 

エアコンを入れた時は

加湿器もつけておきましたが

やはり乾燥するせいか、

水を飲む量が、増えました。

 

 

わんこもにゃんこも

お水は大事。

 

 

お留守番中に

お水を切らすことが、怖いので

ペットボトルを逆さにした状態で

置いておけるタイプを用意しました。

 

 

 

 

わたしが、当時使っていたのとは

多少、仕様が違いますが

↑こういった物です。

 

 

以前、お話しましたが

プラスチック製の場合

口にアレルギーが出たりするので

できたら、ステンレス製の器が良いです。

 

それでも、体調の良い時は

一緒に、会社に出勤していたのですが

あまりに喜びすぎて・・・( ゚Д゚)オイオイ!

 

 

帰宅後に

グッタリしてしまうので

あえなく断念(笑)

 

 

お仕事中は

家で留守番してもらうことが多かったので

こんな感じで対策をしていました。

 

 

おしまいに

 

空のわんこ

 

留守番してもらう時間が長かった

心臓病のわたしの愛犬。

 

 

最後には、勃発して

とまらないてんかんの発作に苦しみ

わたしと獣医さんの決断で、安楽死となりました。

 

 

本当は、心臓に

毛が生えてたんじゃないかと思うほど

なかなか止まる事がなかった鼓動を

今でも覚えています。

 

 

 

心臓が悪いとは言っても

うちのわんこのように、心臓病ではなく

他の疾患でなくなることもあります。

 

 

 

うちの愛犬は、他にも

乳腺腫瘍もできてましたが

大きくなることもなく

そのまま、天国に持っていきました。

 

 

心臓の疾患は

負担を軽くしてあげるように

そういった対策をしてあげておくことが

大事なんだと思います。

 

 

心臓の疾患がある場合

夏も、対策は必要ですが

冬もなるべく負担がかからないように

暖かく過ごせる対策をしてあげてくださいね。

 

 

また、年齢と共に

寒さに、対応できなくなったり

体温調整が、うまくできなくなることがあります。

 

 

お年を重ねたわんこは

現在、心臓に疾患が出ていなくても

早めの対策をおすすめします。

 

 

皆さまのわんこが穏やかな

一生になるお手伝いができたら嬉しいです♪