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テイルの独断と偏見いっぱいな犬種図鑑~プードル編~

茶ぷ

テイルの独断と偏見で

お届けしている犬種図鑑の第2弾!

 

今回は

プードルちゃんです。

 

近年は、本当に人気が出て

飼っている方が、本当に増えましたよね。

 

 

わたしが、トリマーを始めた頃は

プードルを好きな人が飼う犬

っていう、感じだったんですよ。

 

 

だから、カットは

顔と手足にバリカンを入れた

定番のカットが多かったです。

 

 

今は、熊さんのようにカットする

テディベアカット

大人気ですものね。

 

 

今回は、そのプードルさんについて

またまたわたくし、テイルの独断と偏見で

楽しくお届けします❤

 

 

トリミングがとにかく楽しいプードル

コンチネンタル

(写真はコンチネンタルクリップカット)

 

 

ドックショーに出ているプードルさん。

 

 

なんとも独特な、不思議な

カットをしていますよね(笑)

 

 

初めて見た時は

 

何でこんなカットなの?

 

と、わたしも思いました(笑)

 

 

でも実は、あのカットには

ちゃんとした理由が

あるんですよ。

 

 

では最初に、プーちゃんの

歴史を少し、紐解いて参りましょう♪

 

 

わんこには、人と暮らしてきた歴史上、

使役犬や獣猟犬、また鳥猟犬など

様々なお仕事がありました。

 

その中で鳥猟犬として

飼われていた歴史のあるプードルさん。

 

 

プーちゃんの祖先は、

鴨猟に使われていたわんこなんです。

 

 

鴨って、水辺に

生息していますよね。

 

 

それを鉄砲で人が撃ち落とし

プードルの祖先のわんこたちが

水に入って、泳いで持って来るという

お仕事をしていたんです。

 

 

あのカットは、鴨猟に出る時に

大事な部分を保護する場所は、毛を残して

他の部分は、水から上がった後に

早く乾くように、猟師さんがカットしたのが

始まりだと言われています。

 

 

ちなみに、足のボンボンは

関節を守るため。

 

胸の部分は、心臓を

保護するために、残したのだそうです。

 

 

そこから時代が変わって

鑑賞犬や愛玩犬と言って

可愛がる、いわゆるペットになってから

バランスだとか、頭の毛を立たせるだとか

形にこだわって、現在の形になっていったのだそうです。

 

 

では、プードルの

ショーのカットをご紹介します。

 

パピークリップ(子犬の時にするカット)

コンチネンタルクリップ

・イングリッシュサドルクリップ

 

以上の

三種類あるんですよ。

 

ちなみに、わたしがトリマーのテストで

カットしたのは、コンチネンタルでした♪

 

 

でも、個人的には

イングリッシュサドルの方が

好きです❤

 

 

イングリッシュサドルは、

ボンボンを三つ作るようなカットなんです。

 

そして、胴の部分に

三日月型に毛をくりぬくんです。

 

 

とても素敵なカットなのですが

写真が見つからなくて

すみません・・・(汗)

 

 

トリマー仲間では

やはりカットの上達のために

プーちゃんを飼っているという方が

わたしの周りには、多かったです。

 

 

そして、わんこのカットをする時には

ブローして、毛を立たせるのですが

その毛がしっかりと立つプーちゃん

やっぱりカットが、楽しいんですよー(笑)

 

 

でも、あの巻き巻きしている毛を

保つのは、本当に大変です。

 

 

プーちゃんの特徴で

毛が抜け落ちない

という点がありますね。

 

 

だけれど、毛が延々と伸びて

絡んでしまうという注意点もあります。

 

 

 

あれ、ほっておくと

とんでもないことに

なるんですよ。

 

 

だから、しっかりとした

ブラッシング

必要な犬種なんです。

 

でも、その分

カットのバリエーション

断トツの1位でしょうね。

 

 

頭を立たせて、モヒカンにしたり

足先を太く作ったり、逆にバリカンをかけてみたりと

カットのバリエーションが楽しめます♪

 

それが、プーちゃんを飼う

一番のメリットかもしれませんね❤

 

 

さて、そのカット。

 

ショップなどで、トリマーさんに

依頼することになると思うのですが

そのお値段は、ちょっとお高めです。

 

皆さまがよく目にされる

小型犬のトイ・プードル

テディベアカット

大体一万円ぐらいからが

基本だと思います。

 

 

かかる時間は、おおよそですけど

爪切りや シャンプーなど

全て含めて時間

 

 

料金も時間も

バリカンを使うなど、カットの内容で

上下します。

 

常に、バリカンで

短くされている場合で

5000円ぐらいからかなと思います。

 

 

他のカット犬種が

5000円~7・8000円程度が多いので

プーちゃんは、やはり特別なんですよ。

 

 

プーちゃんを飼いたいと思われる方は

このカット料金が、一ヶ月か

二ヶ月に一度は かかるということを忘れずに

ご検討されると良いと思います。

 

 

 

プードル後ろ姿

 

先ほど、わたしがわざわざ

『皆さまがよく目にされる小型犬のプードル』

と言ったのには、訳があります。

 

実は、プードルには

 3種類のわんこがいるんです。

 

トイの小型犬のプードルの他に

最近 よく見かけるようになった

大型犬のプードルである

スタンダード・プードル

 

そして、その間の大きさの

ミニチュア・プードル という種類の

わんちゃんもいるんですよ。

 

 

余談ですが、私の知り合いで

スタンダードの大きさのプーちゃんを

全てハサミのみでカットしていた

トリマーさんが、手の腱鞘炎に

なられてしまったのを知ってます(笑)

(練習熱心にもほどがある・・・笑)

 

小柄なスタンプーちゃんでは

あったんだけど

やはり、そこは大型犬ですからね(^_^;)

 

 

 

そして、プードルの性格ですけど

とにかく明るいわんこですねー。

 

 

ただ、小型犬になると

体が小さい分、臆病なコが多いかなと

いう印象です。

 

それと、たまに

警戒心の強いプードルさんにも

お会いしますね。

 

 

でも、基本的には

チャカチャカと動き回って

構って構って♪

というわんこが

多いです。

 

だから、しっかり

トリミングのしつけをして

『ジッと動かない躾をする』

ということを

教えてあげなければなりません

 

そうじゃないと

 3時間の長丁場のトリミングは

できないんですよ~!

 

 

でも、元は

猟犬です。

 

頭が良いわんこですよ♪

 

 躾は入れやすい

わんこだと思います

 

 

わんこのサーカスで

プーちゃんが多く使われているのも

納得ですね。

 

キチンとした躾をすれば

飼い主の言うことを

的確に、聞いてくれるわんこですが

ちゃんとした躾をしないと

人をバカにすることもあります。

 

 

また比較的、健康なコが多く

飼いやすい犬種ではあるのですが

ティーカップなどと言って、

小さいプードルをまるで

その種類があるように

販売されていることがありますよね。

 

わんちゃんの犬種を守っている

JKC(ジャパンケンネルクラブ)では

このティーカップと呼ばれる種類は

いません。

 

言わば

小さなわんこを可愛いと感じる

日本人に合わせた経営戦略

なんでしょうが、

中には自然界では淘汰される

言わば、未熟児のコたちもいます。

 

体に生まれつきの

ハンディキャップがある場合や

先天性の病気を抱えているコが

生まれているんです。

 

わたしが知っている異常は

肺が片方、生まれつきなかったとか

骨の異常であるとかです。

 

 

こういったこともあるという

知識を持った上で

この犬種を選んで欲しいですし、

また、出会ったわんこを選ぶ際にも

こういったことを思い出して検討し、

その上で、

 

『このコにしよう』

 

という、決断をして

欲しいなと思います。

 

 

おしまいに

笑うプードル

 

プーちゃんを飼うにあたっては

トリミングのバリエーションが

楽しめる反面、その料金が

他の犬種より少し高めで、

それが定期的にかかるのだ

ということをふまえて

検討されると良いでしょう。

 

 

 

頭がいい犬種で

躾はしやすい、

わかりのいいコです。

 

わたしも個人的には

一度は飼いたいと思うぐらいに

トリミング以外にも、

いろいろと魅力的なわんこです。

 

 

毛が落ちないのは

日常、家事をする主婦としても

かなりの魅力ですしね~(笑)

 

できたら、

イングリッシュサドルで飼いたい!

 

 

後輩が飼っていたぷーちゃんは

サドルにしてたので

めちゃめちゃ羨ましかった❤

 

わんこを家族に迎えようと

検討されている皆さまの

少しでも参考になれば嬉しいです♪