トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

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~保定、マズルコントロール編~犬のお手入れって、どうすればいいの?

シェパード

皆さま、こんにちは!

トリマーのテイルです♪

 

前回は保定の仕方について

基本の保定と

足の裏や爪切りの時に

できるやり方について

ご説明させていただきました。

 

どうでしょうか?

試しにやってみましたか?

 

わんこは頭がいいので

飼い主さんには、甘えて

やらせない子が多いんですよ

 

できなくても

落ち込まないでくださいね。

 

そして、お互いに無理のない範囲で

できるお手入れを行ってくださいね。

 

それで今回は、その保定をするにあたって

必要なしつけがあることを思い出したので

その大事なしつけである

マズルコントロール』について、

お話させていただこうと思います。

 

そして、これに関連するお手入れである

ひげ切りをする時

覚えておくと良いポイントについても

ご説明していきましょう♪

 

 

マズルコントロールは重要

 

チワワ

 

わんこの保定の基本となるお話に

前からの場合には、顔の毛や皮膚

そして、マズルを押さえるんだ

というお話をしましたよね。

 

これをできるようになるには

まずわんこが人にマズルを持たれても

大丈夫であることが前提になります。

 

マズルって掴まれると

咬めないじゃないですか。

 

だからわんこが

マズルを自由に人に触らせるということは

人に対して、信頼がないと

できないんです。

 

わんこにとっては

大事な身を守る武器を

封じられるんですからね。

 

わんこを育てるときに

重要なことの一つに「体をくまなく触る

ということがあります。

 

このしつけで、触っていくときに

マズルも触り、そして

マズルを持って左右上下にされても

わんこが抵抗がないこと

が大事です。

 

ここを押さえられたということは

わんこにとって

 

人は痛いことをしない

 

そういう安心感がないと

させてはくれません。

 

トリミングに来て

ここを押さえようとして

咬まれそうになったことが

何回となくあります。

 

 

人を咬むことが

癖になっているわんこは

マズルを押さえられることを

すごく拒否します。

 

当然、口輪も

するとなったら大変で

どうにもできなかった

わんこもいます。

(これはわたしの未熟さゆえ・・・反省)

 

 

こうなってしまうと

時間と労力をかけて、

教え直していかなければなりません。

 

トリマーも 飼い主さんも

そして嫌がっているわんこ自身も

大変な思いをすることになるんです。

 

ですから、飼い主さん!

 

前足もお尻も

マズルも、余すところなく

 

飼い主さんが触って、触って !!!

 

わんこの全部を可愛がって

あげてくださいね。

 

ひげ切りをする時に知っておくといいポイント

 

コーギー

 

わんこの中には

ひげをカットする犬種がいますよね。

 

最近は、本当に飼い主さんが

勉強家で「自宅でひげは切っている

という方が多くなりました。

 

そこで、今回は

ひげ切りのポイント

いくつかご紹介します!

 

まず、ひげを切る道具

ハサミについてです。

 

できたら、このような

小さいハサミを使ってください。

 

 


胡蝶 Special 50【ペット用シザー ペット用ストレートシザー 犬用シザー 胡蝶シザー グルーミング トリマー 業務用 犬 ペット 鋏 メーカー 胡蝶シリーズ トリミング trimming ミニ ボブ 鋏】

 

 

 


ウツミ(UTSUMI) 内海 U&U CONTOUR2(5.0インチ)ペット用 トリミング ハサミ シザー ミニ ボブ プロ仕様 5インチ

 

 

これらは、わたしたちトリマーが使っている

ボブハサミと呼ばれる

12~13センチの小さなハサミです。

 

本当の使い道は

ポメラニアンの独特のカットである

『爪出し』と言われるカットをする時に

用いるハサミなのですが

小さくて使いやすいので

私は、ひげ切りにも

使用しています。

 

 

眉カットようのハサミなら

代用できるかなと思いますが

長くお使いになるのであれば

1本お持ちになっていても

良いと思いますよ。

 

足の裏の毛をカットしたり

肛門周りの毛などを

ちょっとカットするのにも

便利です。

 

参考にしてくださいね。

 

そして、切る時ですが

刃先をすこ~しだけ開けて

ひげの根元から切ります。

 

 

この、すこ~しだけ開けるのは

万が一、わんこが動いたり

舌を出してしまった時に

ハサミを大きく開けている

それだけ大きな怪我を

させてしまうからです!

 

 

そして、根元を探って

根元から切ること。

 

これで、ヒゲが目立たなくて

カッコよくなりますし

伸びるのも時間がかかりますよ。

 

さて、マズルが長いわんこの場合

マズルを持って、押さえるのですが・・・

 

 

ここでテイルの保定ポイントです!

 

顎の下に、わんこって

ちょうど、△の骨があるんです。

 

下顎の骨なのですが

写真がなくて

すみません。

 

良い写真を見つけたら

追記しますね。

 

 

この△の中心に

舌を出す時に使う時に

下に押し出る(たぶん筋肉)場所が

あるんです。

 

最初にお試しで

顎の下に指を入れて 

わんこがペロペロと舌を出す時に

確認してみてください!

 

すぐにわかりますよ!!!

 

その筋肉が出たら

舌を出すことがわかっていると

ひげ切りをしていて

舌を切ってしまうという

事故が防げるのです。

 

マズルが短いわんこの場合にも

ここの動きを見て

注意して切ります。

 

また、マズルの短いわんこも

顔全体をおさえながら

ここに指をおくようにすると

舌を出すタイミングがわかりますよ。

 

舌は縫うことができないので

切れてしまったら

一生、そのままなんです。

 

不幸な事故を防ぐために

皆さん、ぜひ確認してから

ひげ切りをしてあげてくださいね♪

 

わんこのお手入れが安全にできたら嬉しいです♪