トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

トリマーと動物看護師の経験から役に立つ情報をお届けしています!

~ブラッシング講座・基礎編2~犬のお手入れって、どうすればいいの?

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皆さま、こんにちは!

覚えていただけたかしら?テイルです♪

 

さて今回は、前回に引き続き

ブラシ編をお届けしていこうと思います!

 

前回の記事は、こちらから♪

 

~ブラシ編~犬のお手入れって、どうすればいいの? - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

前回は 『スリッカーブラシ』を

かけ終えた状態になりました。

 

そしたら コームの出番ですよー。

 

コームをかける際の注意点

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さてさて 

まずは、コームをかける際の

注意点からです!

 

 

 

『スリッカーブラシ』で

ブラッシングが、できていなければ

コームをかけることは

できません

 

 

もし 先ほど『スリッカーブラシ』で

できなかったところがあったなら

そこは、コームも入れないでください。

※お顔、足先は除きます。

 

 

 

これから、お話するコームの使い方は

スリッカーブラシをくまなく、入れ終わった

という前提です。

 

 

コームは、もつれがあれば

ダイレクトに、毛を引っかけてしまうものなので

注意が必要なんです。

 

 

さて、

その コームの選び方は?というと

半分が『粗い目』になっていて

半分が『細かい目』になっているものが

おススメです!

 

 


グレーハウンドタイプ コーム K-203 meister【犬 猫 ペット トリミング プロ トリマー YS【プロ用美容室専門店 ペット用品 ペットグッズ つや髪美肌研究SHOP】

 (このような感じのものです↑)

 

 

それぞれの使い方ですが

 

粗い目 ・・・最初の※コーミング

(※コームをかけること)

 

細かい目 ・・・仕上げのコーミング ・顔のコーミング

 

という具合で

使います。

 

コームって

静電気が、起きにくいように

ステンレスで出来ています。

 

だから そこそこ重いですし

硬いんです。

 

壊れにくいのは

助かるんですけどね。

 

 

はい!ここで注意点!

 

コームは 皮膚に当てる時に、

突き刺すように

当てない!

 

 

 

コームの基本は

皮膚に対して

垂直に立てて使いません

 

 

 

コームは、皮膚に対して

斜めに当てます

 

 

例えば、背中の場合

頭側に、コームの背を倒し気味にすると

コームが、斜めになりますよね。

 

皮膚にコームを当てて

毛をコームで、すくい上げるように

かけていきます。

 

そして 『スリッカーブラシ』と同じように

片手で、毛を持ち上げてコーミングを行います。

 

下から上の順番も

横腹からの順番も

一緒です。

 

毛玉の正しい取り方

 

ブラッシングの中で

大事なこと。

 

それは、

毛玉・もつれ毛取りです。

 

 

毛が長いコや

毛量のあるコは

毛玉やもつれ毛になっている場合が

ありますよね。

 

 

その場合は、絶対に

コームで無理やり

引っ張らない!!

 

 

やってませんか~?!(汗)

 

これ、一番

アウトです!!!

 

 

毛玉を

コームでは

ときません!!!

 

 

必ずスリッカーブラシに

持ち替えて行います。

 

 

正しい毛玉の取り方

まず毛の根元を持ちます。

 

これは、少しぐらい引っ張られても

痛くないように、押さえておくためです。

 

 

そして、『スリッカーブラシ』で

少しずつといていきます。

 

 

 

また、毛玉が固まってしまっているなら

毛の根元から

先に向かって

『ハサミ』を何度か入れます

 

 

はい!ここ重要!!!

 

 

この時、毛先➡体に向けて

ハサミを向けないこと!!!

 

これは、毛玉切ったつもりが

愛犬の皮膚をざっくり!なんてことに

ならないようにするためです。

 

 

何度も言いますが、

毛玉があった場合は

毛先に向かって

ハサミを入れること!

 

 

これは

絶対です!!!

 

 

そして、スリッカーブラシで

毛玉をほどいたら、コームの出番です。

 

 

毛玉が残っていないか

コームを入れて

チェックしていきます。

 

毛玉、もつれ毛を取って

ふわふわした毛になりましたら

終了です!

 

お疲れさまでした♪

 

 

 

 おしまいに

 

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手を使った

ブラッシングの練習ですが

学生の時に、たくさんしましたよ。

 

学生の時、最初に覚えるのは

『ハード』のスリッカーだったので

少し間違えただけでも、痛そうで

覚えるまで、徹底的にやりましたよ。

 

おかげで今は、トリミング中にわんこが

「ブラッシングって気持ちいい♪」

そう思ってくれると、自ら

『ゴロン♪』してくれることもあります♪♪♪

 

 

そして、 ブラッシングをすると

湿疹ができてた!」とか

こんな所にデキモノができてる!」とか

小さな異変に、気が付きやすくなるんです。

 

それは愛犬の健康を

守ることにも繋がります。

 

できたら、ブラッシングを

毎日の日課にしてもらえると

理想的ですね。

 

でも~っ! なんですよ。

 

わんこを飼ったら

ブラッシング、しなくちゃ!!!

そう意気込んで、わんこを飼われるような

素晴らしい飼い主さんが増えました。

 

とても良いことですし

本当にキチンとしていらっっしゃるなぁと

感動すら覚えます!!!

 

でも 皆さま、絶対じゃないんですよ!

 

わたしを含めたトリマーという

専門の人にお任せする

という選択肢も

全然アリですよ。

 

そうかしら~?と思う方は

こちらの記事を読んでみて♪

 

 犬のお手入れって、どうすればいいの?~飼い主さんができることでいいのよ編~ - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

 

以上で、ブラッシング講座 基礎編の講義は

終了とさせていただきます!

 

2回に渡って

長くなっちゃいましたね~っ(汗)

 

皆さま、お疲れ様でした!!

 

 

 

今後は ブラッシング講座 応用編

考えております!

 

また『保定』というのですが

わんこの押さえ方の講座』も予定しております!

 

最後まで お付き合いをいただき

ありがとうございました♪

 

またのご来場を

お待ち申し上げておりま~す♪

 

以上、年を重ねたら

『長話』が好きになったテイルでした♪