トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

トリマーと動物看護師の経験から役に立つ情報をお届けしています!

愛犬家の悩みのタネ【毛玉の不思議】

 

 

お題「〇〇が実は大好きです!」

 

暖かくなってきましたね~。

 

私は、車の運転が

好きなので

新緑の中、ドライブなんて

良いですよね♪

 

そのドライブに出かける

私の車ですが

マニュアル車です。

 

オートマに乗ったことも

ありますけど

ど~も、あの

運転していない感じが

するというか

つまらないというか。

 

ゴーカートのようで

ウキウキしないんです。

 

長距離の時や渋滞、

特に坂道での渋滞の時には

オートマ車の方が

楽ですけどね(笑)

 

やっぱり、エンジン音と

呼応してギヤを変えて

走るのが、気持ち良いなぁと

思います。

 

そんな私の周りですが

私の父、夫のみならず

親友が2人いるのですが

2人共、マニュアル車です。

 

親友の1人は

最近、軽自動車で

マニュアル車がないので

中古車で、わざわざ探してもらって

今も乗っています。

 

いわゆる、類友って

いうやつなんでしょうね(笑)

 

そういう私は

23年前に買った車を

直して直して

乗っています。

 

古い車を乗っていると

二酸化炭素対策としては

良くないのでしょうが

まだ乗れる車を

配車にしてまで

新しい車を買うことが

本当に環境に良いのかは

いささか疑問です。

マニュアル車が少なくて、車が選べない奴の小言です(^^;)

 

これからは

やはり運転は楽に

というコンセプトは

変わらないでしょうけれど

 

将来、子供が運転免許を取る時には

オートマ車限定は取らせない

決めています(笑)

 

だって、オートマだって

車と呼応して運転してあげたら良いのに

と思う運転する人がいるので。

 

車が「もうギア変えたい!」

って言ってるのに

ひたすら、アクセル踏む人

いるじゃないですか。

 

ちょっと、アクセルから

足を放してあげたら

スムーズにギヤが上がるのにね。

 

あれって、

マニュアル車

乗ってたら

わかることなんですよね。

 

 

この音で、ギヤ上げる

というタイミングを

知っているからです。

 

 

我が子には

それをわかる人に

なって欲しいし

運転の楽しさも

知って欲しいな。

 

 

ということで今回は

お題「〇〇が実は大好きです!」

というお題から

 

私はマニュアル車が実は大好きです!

 

というお題から

始めてみました。

 

改めまして

こんにちは、テイルです!

 

カットしまくる季節が

間もなく、やってきますね~。

 

今年の夏は

暑くなるのでしょうか?

 

さて、そのカットですが

一般的に、プードルなどの

長毛犬種のトリミングでは

短くカットして欲しい

と依頼されることが多いです。

 

またロングコートダックスや

チワワなどのわんこたちも

お尻や耳の毛をカットして欲しい

と頼まれることが多いです。

 

もちろん、理由は

先にお話したように

暑いからとか

お尻の毛が長いと

便がついて不潔になってしまうので

そういったこともあるのですが

 

多くの飼い主さんは

長い毛が、もつれたり

毛玉になったりするからです。

 

 

飼った時には

ブラッシングを頑張ろうと

思っていたけど、大変だし

なにより、愛犬が

なかなかやらせてくれない!

 

と嘆いているのは

大丈夫です!

 

あなただけでは

ありません(笑)

 

 

でも、もしわんこの毛を

長く保ちたいのであれば

やはりブラッシングは

避けて通れません

 

たまに、初めてのトリミングで

お受けした時に

 

「ブラシはしているので、毛玉はないです」

 

と言われて預かってみたら

全身毛玉だらけだった

なんてことも

珍しくはありません。

 

毛玉の上をブラッシングしていた

のでしょうね。

 

今、笑いましたね?(笑)

 

いえいえ、でもこれ

ホントの話です。

 

冗談じゃないんですよ。

 

 

毛玉やもつれは濡らさないで!



 

ところで、毛玉やもつれって

全て、同じ状態ではないって

ご存知でしょうか。

 

取りやすいもの

取りにくいものがあるんですよ。

 

やはり、できたばかりの

毛玉やもつれは、トリマーなら

ある程度、サッと取れます。

 

毛玉は、基本的に

スリッカーブラシという

ブラシで取ります。

 

余談ですが

このブラシの先に

丸い球みたいなのが

付いているのがあるのですが

 

これじゃあ、ブラシをかける

意味がないんじゃないのかな?

と不思議に思っています。

 

 

というのも、ブラシって

犬の細かな被毛を

一本一本に分けるために

ブラシをかけたいのに

あの丸い球がついていたら

毛が分かれないですよね。

 

どういう意味がある

ブラシなんだろう?

ご存知の方はコメント欄にお願いします

 

 

トリマーが使う

このスリッカーブラシ

使い方を間違えると

わんこの皮膚を傷つけてしまう

コツのいるブラシです。

 

使い方については

前にお話していますので

まだ読んでないよって方は

こちらからどうぞ♪

 

~ブラッシング講座、基礎編~犬のお手入れって、どうすればいいの? - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

 

では、取りにくく

なってしまった毛玉というのは

どうやってできると思います?

 

ずっと、ブラシを

かけていなくて

という時間が経っている毛玉

というのもありますね。

 

体の脂で、毛玉が

固まってしまうことも

ありますしね。

 

 

でも、一番は

濡れて乾くことなんですよ。

 

 

梅雨の季節で

雨に当たってしまって

ブラシをせず、

乾かした。

 

というのも

ありますし

 

一番、最悪なのが

自宅で毛玉やもつれのまま

洗って、ブラシを入れないで

乾かしてしまった時の毛玉です。

 

 

もうこれは

ハサミを入れないと

取れません。

 

目が詰まってしまって

ガチガチに固まってるんです。

 

そして、毛玉を取ったとしても

毛がまばらに残る感じです。

 

それに洗った時には

多少なりとも、手で擦るので

毛がもつれますから

状態は、シャンプー前より

悪化してますしね。

 

 

私たちトリマーが

どんなに痛くないように

頑張っても

やはり限界はありますから

痛い思いをさせて

しまうんですよね。

 

だから、そうなったら

全身、丸裸状態で

毛を刈るしか

ありません。

 

 

 

毛玉はあるだけで不快です



 

毛玉って、常に

その部分が突っ張って

わんこは痛いんですよ。

 

内股とか

お腹、脇などは

特に、皮膚が柔らかいですから

痛いでしょうね~。。。

 

また、飼い主さんに

 

「呼ばれるかもしれない!」

 

と、よく動かしてる

耳付近に毛玉があったら

呼ばれる度に痛いんですよ。

 

かわいそうですよね。

 

ところで、自宅で愛犬を

シャンプーしたいなと思う時って

色やニオイが、気になった時

じゃないでしょうか。

 

でも、結果として

毛玉を悪化させてしまうぐらいなら

 

体は、拭き取りシートで拭いて

出来る限りのブラッシングを

してあげた方が

わんこにとっては良い

と思いますよ。

 

それと、カットをする

犬種ではないけれど

もつれたりするわんこって

いますよね。

 

ポメちゃんとかの

ダブルコートのわんこだったり

柴犬やハスキーなんかも

たくさん毛が抜けます。

 

この抜け毛が

溜まっている状態の毛って

見た目でわかるんですよ。

 

ダックスのわんちゃんの

抜け毛が溜まっているのを

写真で残していたので

アップしてみますね。

 

 

 

左前足の付け根辺りの

写真です。

 

向かって右側

ブラシを入れて

サラサラになった状態です。

 

 

左側がまだなので

少し束になっているのが

わかるでしょうか?

 

この束が、抜ける毛が

絡まった状態です。

 

全ての毛を

右側の状態にするのが

トリマーの仕事です。

 

これがなかなか

難しいんですよね。

 

私は目で乾かす

新米トリマーさんに言うのですが

ドライヤーで毛が分かれている

状態の時で、もつれや毛玉の残りを

全て見つけて、取り去ります。

 

手の感覚ではなく

見てやるということです。

 

そして、抜けた毛が

こちらです。

 

 

普通のミニチュアダックスですが

子犬、一頭分ぐらいは

抜けましたね。

 

 

シベリアンハスキー

ゴミ袋の大きいので

1つ分ぐらいの抜け毛を

取ったこともありますよ。

 

この抜け毛も

放置していると

固まってしまいます。

 

以前、お話したかもしれないのですが

ゴールデンレトリバー

頭から足先まで

毛玉になってしまったわんこを

やったことがあります。

 

2頭も。。。

 

あれは衝撃的でしたね。

 

コームという、毛をとかす

クシがあるのですが

頭の毛玉に引っかかって

落ちないぐらいの

毛玉になってました。

 

 

自宅でシャンプーして

自然乾燥だったようです。

 

ブラシは

無しで。

 

たぶん、自宅では

抜け毛が少なくて

良かったんでしょうけど

わんこは不快だったでしょうね~。。。

 

 

ね?

 

ブラッシングって

大事でしょう?(笑)

 

 

 

 

おしまいに

(体がフルコートのシーズちゃんです♪ACさん、いつもありがとうございます)

 

「毛玉がスゴイわんこって

どうするんですか?」

 

って飼い主さんに

聞かれることが

あるんですが

 

もちろん、状態によりますが

出来る限り、毛が残りつつ

痛みが少ない状態にしてあげます。

 

ガチガチの毛玉を取っても

まばらにしか残らないので

ミリ数の小さなバリカンで

刈ってあげた方が

毛を残せるんですよ。

 

痛みもないですしね。

 

また、ハサミで

部分的に切ったり

することがありますが

皮膚に密着しているものは

傷付けてしまう恐れが高いので

ハサミは避けます。

 

以前、友人のトリマーの店に

全身毛玉のシーズ

毛玉取りを依頼されたことが

あったんですよね。

 

このシーズ

フルコートと言って

全身の毛を長くしている

状態だったんです。

 

このコの毛玉取りで

一日、かかると思うので

数万かかります

と言ったら

 

それでも良いからやってくれと。

 

本当なら、一度刈って

またすぐに伸びてくるから

待ってもらえば良いのだけど

 

たまたま、何かの事情で

毛玉にしてしまったのかも

しれない。

 

そう思って

受けたんですが

一ヶ月後

同じ状態で

依頼が来たそうです。

 

 

犬に、こんなに

苦痛をかけるのは

心が痛むし

犬が好きでやっている

トリマーなので

と言ってお断りしたそうです。

 

私も以前

グルーミングでお受けした

ポメラニアンちゃんで

飾り毛をほとんど全て

伸ばしたまま

というわんこがいました。

 

足のかかとの毛も

お尻の毛も

全部、引きずっていて

たぶん、走ったら

自分の毛を踏んでしまって

自宅では、転んだりしていると

思うのですが。

 

足の裏の毛は

切れていなくて

爪も削れておらず

足の汚れもない。

 

なので、お散歩には

全く行っていない様子でした。

 

それに、多数の

もつれと毛玉で。。。

 

おしっこがかかる部分は

固まってしまってました。

 

実際、始めてみると

少し毛が引っかかるだけで

大悲鳴(゜.゜)

 

つまり、痛いからじゃなく

少し引っかかると

痛かったから、それを知っているから

先に、悲鳴をあげるんです。

 

毎回、痛い思いを

しているせいです。

 

私も、犬が好きで

トリマーをしていますので

お帰りの際には

いろいろ、アドバイス

させていただきました。

 

ポメラニアンの毛質の

問題もあるので

ブラッシングが出来ない場合の

グルーミングを頼む時期だとか

お散歩の必要性のお話だとかも。

 

でも、飼い主さんは

終始、ムッとされていて

何も言われたくない様子

私の気持ちは

伝わる事がありませんでした。

 

 

モフモフしていたり

サラサラの長い毛は

確かに、可愛いです。

 

でも、その毛が

短かったら

可愛くはなくなるわけでは

ありませんよね?

 

わんこは

ぬいぐるみでは

ありません。

 

 

見た目の可愛さを優先して

わんこの生活の質を下げるというのは

本当の愛情なのでしょうか?

 

 

 

いつもトリミングに来て

扱えないから短くしてくれ

と言ってくれる飼い主さんの方が

本当に、愛犬を愛している

私は感じます。