トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

トリマーと動物看護師の経験から役に立つ情報をお届けしています!

悪性が多い、猫の乳腺腫瘍。その予防と腫瘍ができてしまった場合の対処とは

チャトラ横顔

皆さま、こんにちは!

他力本願をしない!が、モットーのテイルです♪

 

自分の力で、頑張るって

大事ですよね!

 

パソコンに不慣れですが

このブログを自力で

なんとかやってます!

(操作がよくわからなくて、必死に頑張ってます・・・笑)

 

そんなこんなで

ようやく、こうやってなんとか

発信し始めたので、わたしが動物病院や

ペットショップで働いていた経験を基に

知り得ることを、発信していこうと思っています。

 

 

なので、獣医さんではないですが

にゃんこやわんこの病気に関わること

わたしが知っていることを

これから少しずつ、お話していこうと思います。

 

今日は、その第一弾!

 

にゃんこの

乳腺腫瘍についてです。

 

 

人と同じように

にゃんこも、腫瘍ができることがありますが

特に、女の子のにゃんこが多くかかる病気である乳腺腫瘍は

その大半が悪性の腫瘍だという事がわかっています。

 

 

誤解のないように

追記しておきますが

女の子のにゃんこが

乳腺腫瘍になる確率が高いです。

 

つまり、少ないですが

男の子も乳腺腫瘍になる可能性がある

ということです。 

 

 

そういえば、こんな

笑い話がありました。

 

以前、勤めていた動物病院に

慌てていらしたキジトラの

にゃんこの飼い主さんのお話です。

 

飼い主さん

「先生!うちのコ、お腹に何かできてるんです!

 

それを聞いて

先生が、にゃんこのお腹を

覗き込みます。

 

先生

どこですか?

 

飼い主さん

「これです!」

 

 

しばしの沈黙・・・

 

 

先生

これ、乳首ですよ

 

飼い主さん

え~っ!!!男の子なのに???

 

先生

あなたも男性だけど、あるでしょう?

 

飼い主さん

あっ!!!そうですね!!!(笑)

 

これ、本当にあった話なんですよ(笑)

 

飼い主さんは、とても恥ずかしいと

おっしゃってましたけど

スタッフは、みんなでほっこり♪

 

実はこのコ

偶然、道で拾われた子猫ちゃん。

 

こんなに大切にされてるんだと

とても愛情を感じた出来事でした。

 

 

これで、おわかりいただけるように

男の子にも、乳腺があるのです。

(わざわざ、この話は要らなかったかな?笑)

 

女の子のように、男の子は

乳腺が発達しませんので

可能性としては、とても少ないのですが

男の子も乳腺腫瘍になる可能性はあるので、

オスにゃんこの飼い主さんも

他人事ではないんですよ。

 

 

では、今回は

その乳腺腫瘍について

ご説明していきましょう!

 

 

乳腺腫瘍の手術とメスにゃんこにできる予防

 

お腹舐めてる白猫

 

にゃんこにできた乳腺腫瘍の中で

悪性の乳腺腫瘍の割合は

9割と言われています。

 

 

この数字

ホントに、大きいですね。

 

腫瘍ができると

多くの飼い主さんが、戸惑って

手術をするか、しないか

皆さん、悩まれます

 

 

そして、それぞれに悩んで

手術に踏み切られる飼い主さんもいれば

そのまま、全うする道を選ぶ飼い主さんもいます。

 

それで、腫瘍で

厄介なのが、自壊です。

 

聞いた事あるかな?

 

腫瘍の皮膚が破けて

漿液(ショウエキ)と呼ばれる

ニオイに強い液が、出てきてしまうことです。

 

 

出血もありますし

なにより、見た目が

痛々しいんですよね。

 

にゃんこは、皮膚が柔らかいので

特に、自壊しやすいと言われています。

 

 

自壊してしまった場合

その部分を覆うように

ガーゼなどを当てるのですが

その対処が見ていて、とてもツラい・・・

 

 

だから、手術に踏み切られなかった方が

 

自壊を見ていられない

 

とか

 

ニオイが耐えられない

 

とか

 

本当に、手当が大変なので

その部分だけ、後に手術を希望される場合があります。

 

 

わたしが、獣医さんから

乳腺腫瘍の対処で良いと聞いたのは、

小さい腫瘍のうちに取ってしまうことでした。

 

 

腫瘍が大きくなれば、なるほど

予後が悪いので、小さいうちに

すっかり取ってしまう。

 

 

すっかりというのは

腫瘍だけではなく、乳腺とリンパ節も

全て取り去ることです。

 

 

にゃんこもわんこも

乳腺は縦に、二列ありますから

それだけでも、大変な手術なのですが・・・

 

 

おまけに

にゃんこの乳腺腫瘍は

転移する可能性も高いので

ひじょ~に厄介です。

 

 

免疫を上げるための治療や

サプリメントなどを使って

その後も 、継続的に

治療していかなければなりません。

 

そうなると金額的にも

大きくなってしまいます。

 

 

乳腺腫瘍の治療は

獣医さんとよく相談されて

金額のことも、遠慮せずにキチンと聞いて

始められる方が良いと思いますよ。

 

また、乳腺腫瘍は

避妊手術を適切な時期に行うことで

劇的に可能性が減ることがわかっています。

 

 

具体的には、

生後6か月までに

避妊手術をおこなっておけば

90パーセント程度、確率が下がるのです。

 

にゃんこの発情、避妊と去勢については

今後、またゆっくりお話させていただきますが

こういった観点からも、にゃんこの避妊手術は大事なことなのです。

 

おしまいに

お休みチャトラ

 

芸能界の方など、有名な方が

乳腺腫瘍で亡くなるニュースを

耳にすることがありますね。

 

わたしの身近な方もまた

同じように、乳腺腫瘍から転移して

亡くなりました。

 

まだ成人していない

お子さんがいるママさん。

 

どれだけ、心残りだったろうと思います・・・

 

 

最近は、 コスパが悪いとか言って

結婚に対するイメージが

悪い気がします。

 

わたし自身が、既婚者ですけど

そんなに悪いことでもないよって思います。

 

 

一緒にいて

相談できる相手がいるって

幸せなことだと思うんです。

 

その亡くなった方の

葬儀に出席して余計に思ったのですが

愛されるって幸せですよ。

 

泣きはらした旦那さんの顔を見るのは

本当にツラかったですけど、

ホントに愛されてたんだなぁって・・・。

 

 

わんこやにゃんこを独身から飼っていると

結婚できなくなる、みたいに言われてますが

これ、本当です(笑)

 

 

トリマーなど

わんこやにゃんこに

関わるお仕事している人って

わんこやにゃんこがくれる愛情に

満足してしまうのか、結婚が遅いです(笑)

(わたしの周りだけかもしれませんが)

 

 

それに、トリマーって

正直、出会いがなかったです・・・(汗)

(飼い主さんで素敵な男性って、素敵な奥様がいるんですもの~)

 

しかも、仕事が終わって

どこか、出かけるなら

その前にシャワーでもしないと

化粧も取れちゃってますからね(泣)

 

実は、わたし

体を壊してしまって

一時期、トリマーを休んでたんです。

 

その時に、事務員さんをしていて

出会ったのが、わたしの愛する旦那さまです(笑)

 

主人は、にゃんこが大好きで

でも当時は、飼っていなくて

うちの先代のにゃんこに、会いに来たのが

キッカケと言っても過言ではないかも。

 

ということは

先代にゃんこは

キューピットだったのね~!!!(笑)

 

体を壊したのは、ツラかったけど

それがなかったら、今頃

わたし、まだ独身だったかもしれないわぁ・・・(汗)

 

 

というわけで(?)、

わんこやにゃんこを

一緒に可愛がってくれるパートナーがいると

その喜びは、倍増します。

 

そして、そこに子供ができると

その喜びは、また倍増するんです。

 

 

今、うちでは

保護して飼った『おばばにゃんこ』が、おりますが

息子とラブラブしてる姿は、本当にほっこりしますよ。

 

おばばにゃんには

乳腺腫瘍らしきものは

できてはいませんが、

日々、病気が進み

老いてなお

必死に生きる姿に

何か勇気をもらえている気がします。

 

 

今回は

乳腺腫瘍についてでした。

 

乳腺腫瘍は

早期発見、早期治療

第一です。

 

にゃんこも定期的な検査を希望すれば

動物病院で、一通りの検査をしてくれます。

 

その中に

ぜひ、乳腺腫瘍の触診のチェックも

お願いしてみてくださいね!

 

皆さまの愛猫が

幸せな一生を過ごすお役に立てたら嬉しいです♪