トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

トリマーと動物看護師の経験から役に立つ情報をお届けしています!

~耳掃除をする時の極意編~犬のお手入れって、どうすればいいの?

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(写真はイメージです)

 

皆さま ご機嫌いかがでしょうか?

あなたの心の相談員テイルです♪

(もういいって?笑)

 

ところで皆さま、わんこって

エスパーだと思いませんか?

 

わたしが、わんこにいつも感じるのは

いつも人の気持ちに寄り添ってくれて

気持ちをくみ取ってくれるってこと。

 

だからこそ、頭がいいだけに

様々なことをして、飼い主さんに

挑んでくることもあります。

 

トリミング中も

それは、同じです。

 

いつも笑顔でやっている

私たち、トリマーですが

挑まれちゃうんです(笑)

 

 

例えば、耳掃除!

 

わんこがトリミングで

嫌がるポイントです。

 

あなたの愛犬は

おとなしく耳掃除を

させてくれますか?

 

グルーミングや トリミングは

しつけの一環です。

 

嫌がる場合には

何かしらの原因があるんですよ。

 

今回も、わたしの実体験に基づいて

その嫌がるわんこの気持ちを

ご説明していきましょう。

 

耳掃除が大っ嫌いな新米トリマーさんのプードル 

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(写真はイメージです)

 

わたしが当時、働いていたペットショップに

新米トリマーさんが入社してきた時のことです。

 

彼女は、一頭のプードルを飼っていたのですが

そのコのことで、相談された時のお話です。

 

基本的には、お利口さんだというのですが

耳掃除が大っ嫌いで、最後までできたことがない

と言います。

 

 

それで、わたしに

「やってみて欲しい」

と言うのです。

 

 

でも、ここで注意点!

 

わんこが耳のトラブルを抱えていたり

もしくは以前、耳にトラブルがあった場合は

それがトラウマになって、

やらせなくなるということがあるんです。

 

これは、わんこに

その記憶を乗り越えてもらうしか

ないことなので、時間がかかります

 

 

でも、彼女の愛犬は

今まで、耳の病気になったことはなく

現在も、特にニオイがするとか

痒みもないようだとのこと。

 

そして後日、 飼っているプードルを

トリミングに連れてくることになりました。

 

 

そして、営業時間が終わってから

新米トリマーさんが、飼い犬ちゃんの

トリミングを始めました。

 

最初に、ブラッシングをされている

様子を見ます。

 

う~ん・・・ 甘えてるなぁ・・・

 

というのが、

わたしの感想。

 

ブラッシング中、 イヤな場所になると

尻尾を振って、彼女の口を舐めたり

立ち上がって阻止しようとしていました。

 

 

そして、一度も

最後まで、できなかったという

耳掃除に、とりかかりました。

 

プーちゃんは

垂れ耳ですから

耳をめくろうとすると

逃げます

 

 

新米のトリマーさんが

また、捕まえて

また、チャレンジしますが

ちょっとやって、また

逃げられてしまいます。

 

 

いつも、こうなんです・・・

 

 

彼女が 情けない声で

そう言いました。

 

そして、トリミングは

いつも飼い主の彼女が行っていて

他の人は、やったことがないとのこと。

 

 

そこで、わたしが

交代してみます。

 

性格はプードルらしく

とても明るくて、尻尾フリフリ♪

 

最初に、始める前のご挨拶をして

抱っこして、ナデナデしてから

コームをかけはじめます。

 

 

すると、それを

「やらせまい」と

向きを変えようとします。

 

でも、わたしは

動く前に、しっかり

静止させます。

 

その後も、足を持っていると

その押さえた手から

足を引き抜こうとします。

 

が、わたしは

許しません

 

トリミングを始めたら

わんこの気持ちも

わたしの気持ちも

切り替えるようにしています。

 

遊びは終わり。

 

これからは

トリミング、と。

 

 

なぜなら、動いて

万が一、落ちたら

骨折するか、

運が悪ければ

死んでしまいます

 

 

それに、トリミングには

とても鋭利な刃物を使います。

 

 

ポンと触ったら

パクっと切れるハサミ

間に入ってしまったら

スパッと切れるバリカンもあります。

 

 

わんこに、痛い思いをさせたり

命の危険が迫るようなことは

絶対に避けなければならないからです。

 

 

だから、そこでの甘えは

決して許しません。

 

淡々と

コームを入れます。

 

 

また、とても性格が明るい子なので

途中では、ほめません。

 

性格が明るいコの場合、

途中でほめる

「終わった」と

勘違いしてしまうのです。

 

 

だから、1項目が

終わるまでは

淡々と行うのです。

(↑この時は、コーミングが1項目) 

 

 

わたしの 雰囲気を察して

少し、落ち着き始めたので

サッとコームをかけ終えて

たくさんほめます。

 

 

甘えを許したら、危ない目に合わせてしまうよ

 

と、わたし。

 

すると、彼女は 

 

違う犬みたいでした!!!

 

と、目を輝かせてました(笑)

 

 

 

さて、次は

問題の耳掃除。

 

耳を持ち上げて

手の平、全体で

頭を持ち、固定します。

 

 

プーちゃんは、やはり嫌なので

体全体で、暴れ始めますが

しっかり固定しているので

逃げられません。

 

 

そして、逃げられない

と思ったのか、今度は

 

キャンキャン

 

と、悲痛な声で

鳴き出しました。

 

 

わんこが嫌がる時、

暴れてみたり

噛みついてみたりして

抵抗しますよね。

 

でも、それでも

止めてくれないと分かると

鳴いて、訴えるんですよ。

 

 

わんこにとっては

必死の抵抗ですが

必要な事なので

諦めてもらうしかないのです。

 

 

押さえているだけで

まだ、何もしていない状態で

鳴いているので(^-^;

わたしは、通常の声のトーンで

 

痛くしてないよ

 

淡々と、言って

プーちゃんが、黙ったところで

耳の毛を抜き始めました。

 

もっと鳴くかな?

と思ったのですが

ジッと黙って

お利口にしています。

 

 

さすが、プードルちゃん!

 

頭がいいなぁと

感心しちゃいました♡

 

 

そして、全ての

耳毛を抜いてから

一度、大げさに

ほめます

 

 

そして、 逆の耳に

取り掛かります。

 

 

少し嫌がった程度で

すぐに、諦めて

ジッとしています

 

そして、毛抜きを終えたら

またまた、大げさに

たくさ~ん、ほめます。

 

そして、脱脂綿に

洗浄液につけて

耳掃除。

 

やることは

理解しているようで

イヤな顔しながらも

また、ジッとしてくれています。

 

最初は、耳の

入口付近をフキフキ。

 

急に、耳奥に入れられると

ビックリするのか

鳴くコもいるので

ここは、注意です。

 

徐々に、拭いていって

ちゃんと、耳奥まで拭けました。

 

 

耳掃除を

無事、終えて

わたしは、ひとつ

思い当たったので

彼女に、聞いてみました。

 

痛そうとか、かわいそうだけどって思ってなかった?

 

と聞くと、

ハッとしたように

頷きました

 

 

わんこは、飼い主である

新米トリマーさんの気持ちを

すっかり、読んでいたんですね。

 

耳の毛を抜く

という行為が

わたしも新人の時は

 

「痛そう」

 

と感じました。

 

でも、毛抜きをしないと

耳のトラブルになることを

見て知って

 

してあげたい、必要なこと

 

と思って

行っています。

 

 

でも、新米トリマーさんは

痛いという『負』のイメージ

耳掃除をしていたために

わんこにとって『怖いこと』

『イヤなこと』というイメージ

繋がっていたんです。

 

 

その後、新米トリマーさんは

気持ちの切り替えを学んで

トリミングできようになってからは

やらせてくれるようになったようです。

 

わんこの策略にはまらない!

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(写真はイメージです)

 

わんこのお手入れって

怖かったり、痛そうだったりするので

飼い主さんが『負』のイメージを持ちやすいんですよね。

 

『ブラッシング講座、基礎編』で書きましたが

『負』のイメージ全開で

怖~い顔して、やってしまったり(汗)

 

痛そう

かわいそう

 

などと、思っていると

わんこは、飼い主さんの

気持ちを読み取って

嫌がるようになるのです。

 

前のお話を

まだ読んでいなかったよ

って方は、こちらからどうぞ♪

 

~ブラシ編~犬のお手入れって、どうすればいいの? - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

~ブラシ編・2~犬のお手入れって、どうすればいいの? - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

 

こういったお手入れの項目は

平常心で、淡々と行うことが

重要なんです。

 

また余談ですが、

女性の方なら、わかる方が

多いはず。

 

無駄毛抜きって

なれると、痛くないですよね?(笑)

 

 

あれ、わんこも

同じなんだと思います。

 

 

そう話されると

耳掃除への『抵抗が減る』と

飼い主さんが、言ってたなって

思い出したので、

追記しておきました♪

 

 

ご自宅で、わんこの

耳掃除される方は

参考に、なさってくださいね。

 

 

今回は、わんこは気持ちを読み取る

天才だってことをお伝えしました♪

 

 

皆さま、わんこの策略に

ハマらないように!!!(笑)

 

以上、プードルの明るさが

大好きなテイルでした♪

 

~ペットショップの利用の仕方編~犬のお手入れって、どうすればいいの?

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(写真はイメージです)

 

こんにちは!

今回も 飼い主さんの疑問に、お答えできちゃうかも!?

あなたの心の相談員テイルです♪

これ意外と気にいった(笑)

 

 

前回、お話した わんこの『お手入れの悩み』に引き続き

今回は『トリミングに出す時』というお話です。

 

まだ読んでいないよという方は、こちらから♪

 

犬のお手入れって、どうすればいいの?~飼い主さんができることでいいのよ編~ - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

~ブラシ編~犬のお手入れって、どうすればいいの? - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

 

 

トリミングに出すタイミングって

意外と、逃してしまったり

するものなんですよね。

 

わたしの場合は、美容室(笑)

 

「行かなきゃ~」って思いながら

早、もう2ヶ月経ってます・・・(汗)

 

ヤバいぐらいに

白髪が・・・

わたしの個人的な話は、置いといて・・・(笑)

 

トリミングに出す時

なのですが

 

それが~・・・

 

たまたま、わたしの周りで

そうなだけなのか

 

はたまた、そういう

お考えの方が、最近は増えたのか

 

愛犬をトリミングに出そう

と思われた時に

悩まれる方が多くて・・・。

 

 

今回は、多かったケースということを

お話させていただくことにしました。

 

 

飼い主さんのお気持ちが

少しでも、軽くなれば幸いです!

 

 

それでは

早速いってみよー♪

 

トリミングの前にトリミング?!

 

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(写真はイメージです)

 

 

毎年、夏には

丸刈りにするミニチュア・ダックスを

2頭、飼っていらっしゃるお客さま。

 

どっちも

と~ってもいいコです♡

 

だから お預かりした時は

可愛くて幸せな時間ですし

わたしは、会えるのが

ホントに楽しみです♪

 

 

でも、飼い主さんが

 

汚くしてて、ごめんね

 

とか

 

 

たまにしか頼まなくて、ごめんね

 

とか、いつも

おっしゃいます。

 

 

とにかく謝るんですよ…。

 

毎日たくさん、お散歩に行ってるので

爪もさほど伸びてないですし、

足の裏の毛も「多少、伸びたね」くらい。

 

シャンプーも、ご自宅で

定期的にしているので

すごく汚れているってわけでもない。

 

普通なんです。

 

だから、

 

「汚くなかったら

シャンプーしなくていいでしょ!」

 

って、いつも笑って返すのですが

何で、そんなに謝るのかなぁって。

 

 

そして、トリミングが終わったら

必ず、申し訳なさそうに

菓子折りを持っていらっしゃるんです。

 

 

飼い主さん、

何も悪いことしてないのに・・・(汗)

 

 

それに、ある日

お電話をいただいた

ペキニーズの飼い主さんのお話。

 

うちの常連さんから

紹介してもらってとのこと。

 

新しい子に会えるのは

ウキウキの楽しみです。

 

それで 『料金』やら『時間』やら

お話させていただいた後、おっしゃったのが

 

 

じゃあ、毛を一度

刈ってから、お願いします

 

 

「えっ!?」 って

固まっちゃいました

 

 

聞けば 、今まで

お店に頼んだりもしたけれど

ペット用のバリカンで

飼い主さんが、刈ってた

とのこと。

 

でも、刈るのも大変だし

後片付けが面倒になって

やはり、頼もうかということで

ご連絡をいただいたらしいんです。

 

 

でも、どうして

トリミングの予約した後に

自宅で刈るの?って(汗)

 

しかも、短くして欲しい

とのこと。

 

 

「短くするのであれば

そのままで、全然大丈夫です!!!」

 

と、お伝えしたのですが

 

 

あんまり、みっともないから

 

と、おっしゃって

譲りませんでした。

 

結局、一度

自宅で刈って

来店されたのは

少し、毛が伸びた

その1か月半後でした。

 

 

 

ショップには、必要なことを必要な時に

 

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(写真はイメージです)

 

 

わたしが勤めた

ショップや動物病院で

トリミングやグルーミングを

依頼される頻度ですが

 

犬種によっては 1年間

1、2回っていうお客さまも

たくさん、いらっしゃいます。

 

 

例えば、チワワとかダックスなど

飼っていらっしゃるお客さまの場合は

体の毛が伸びていくわけではないので

 

爪切りや肛門腺など、飼い主さんが

できない部分だけを定期的に

頼まれることも多いです。

 

それ以外のシャンプーなどは

飼い主さんが、できるのであれば

それでいいと思いますし

 

カットなどが、必要な時に

頼んでくだされば

全然、いいと思います。

 

 

また先ほど、お話した

ペキニーズの飼い主さんのように

自宅で、シャンプーや体の毛は刈れるけど

爪切りや耳掃除は無理、

というならば

 

必要な時に、必要な処置を

動物病院なり、ペットショップなりに

頼んでいただければ、いいと思います。

 

 

そして、たまに

お店に頼んでいただいて

全身、可愛くトリミングしてもらうのも

いいんじゃないかなと思いますよ。

 

 

 

わたしは、片田舎に住んでますから

高級なお店には、勤めたことはありません(^-^;

 

 

そういった所は 

もしかしたら毎月、もしくは

2週間に一度は、必ず頼まれるお客さましか

いらっしゃらないようなペットショップも

あるのかもしれません。

 

 

でも、通常のショップでは

 

必要な時に頼む

 

という方が

一般的だと思います。

 

 

 

ただ、1つ注意点ですが

 

カット犬種は

『トリミングに慣れている』

ということが、必須です。

 

 

 

ご自宅で、カットできるぐらいに

お利口さんだと、基本的に

問題ないことが多いのですが

場合によっては

 

トリマーが

2人がかりじゃないと

トリミングできない

ことがあります

 

 

 

つまり、わたしが

言いたいのは

 

 

ちゃんと手をかけている

飼い主さんに限って

そういったことを気にされる

ようなんです。

 

 

 

だから、放置していて

たまに頼んだらいい

と、言ってるわけでは

ないんですよ。

 

おしまいに 

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わたしの経験上、

 

汚くて

 

とか

 

ひどいのよ~

 

とか

 

言う飼い主さんの愛犬で

本当に、ひどかったのは

ほんの数頭でした。

 

 

理由があって

洗えなかったとか

トリミングできなかったとか

そういう場合だけ

だったんですよね。 

 

 

たまに

 

「あ~・・・かわいそうに」

 

と思うのは

 

数年、放置されて

更に、雨に濡れてきたとか

 

放浪していて

保護した直後だとか

 

そのぐらいの状態の時です。

 

 

だから、 飼い主さんは

それぞれスタイルで 

 

そして、

それぞれのタイミング

頼んでもらえれば

いいと思いますよ。

 

 

トリマーの一人として

わたしは、飼い主さんに

 

もっとトリマーさんを

身近に感じて欲しいな

 

と、思うんです。

 

わたしもそうですが

トリマーになる人って

みんなわんこが大好き

トリマーになっている

と思います。

 

 

 

家族とまでは言いませんが

一緒にわんこを育てている一員というか

 

わたしは、少なくとも

トリミングしている時は

そのコの飼い主さんになった気持ち

接しています。

 

う~ん・・・

 

うまく言えなくて、すみません・・・

 

でもでも!

 

たぶん、皆さまが

思っているより

 

『お店に頼む

頻度が高い飼い主さん

ばかりじゃないよ』

 

ということを

伝えたかったのです!

 

 

皆さまの

お心が軽くなって

ショップに依頼することが

気軽になったら

嬉しいです♪

 

以上、できたら

それでも、定期的に

わんこに会って遊びたいテイルでした♪

~ブラッシング講座・基礎編2~犬のお手入れって、どうすればいいの?

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皆さま、こんにちは!

覚えていただけたかしら?テイルです♪

 

さて今回は、前回に引き続き

ブラシ編をお届けしていこうと思います!

 

前回の記事は、こちらから♪

 

~ブラシ編~犬のお手入れって、どうすればいいの? - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

前回は 『スリッカーブラシ』を

かけ終えた状態になりました。

 

そしたら コームの出番ですよー。

 

コームをかける際の注意点

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さてさて 

まずは、コームをかける際の

注意点からです!

 

 

 

『スリッカーブラシ』で

ブラッシングが、できていなければ

コームをかけることは

できません

 

 

もし 先ほど『スリッカーブラシ』で

できなかったところがあったなら

そこは、コームも入れないでください。

※お顔、足先は除きます。

 

 

 

これから、お話するコームの使い方は

スリッカーブラシをくまなく、入れ終わった

という前提です。

 

 

コームは、もつれがあれば

ダイレクトに、毛を引っかけてしまうものなので

注意が必要なんです。

 

 

さて、

その コームの選び方は?というと

半分が『粗い目』になっていて

半分が『細かい目』になっているものが

おススメです!

 

 


グレーハウンドタイプ コーム K-203 meister【犬 猫 ペット トリミング プロ トリマー YS【プロ用美容室専門店 ペット用品 ペットグッズ つや髪美肌研究SHOP】

 (このような感じのものです↑)

 

 

それぞれの使い方ですが

 

粗い目 ・・・最初の※コーミング

(※コームをかけること)

 

細かい目 ・・・仕上げのコーミング ・顔のコーミング

 

という具合で

使います。

 

コームって

静電気が、起きにくいように

ステンレスで出来ています。

 

だから そこそこ重いですし

硬いんです。

 

壊れにくいのは

助かるんですけどね。

 

 

はい!ここで注意点!

 

コームは 皮膚に当てる時に、

突き刺すように

当てない!

 

 

 

コームの基本は

皮膚に対して

垂直に立てて使いません

 

 

 

コームは、皮膚に対して

斜めに当てます

 

 

例えば、背中の場合

頭側に、コームの背を倒し気味にすると

コームが、斜めになりますよね。

 

皮膚にコームを当てて

毛をコームで、すくい上げるように

かけていきます。

 

そして 『スリッカーブラシ』と同じように

片手で、毛を持ち上げてコーミングを行います。

 

下から上の順番も

横腹からの順番も

一緒です。

 

毛玉の正しい取り方

 

ブラッシングの中で

大事なこと。

 

それは、

毛玉・もつれ毛取りです。

 

 

毛が長いコや

毛量のあるコは

毛玉やもつれ毛になっている場合が

ありますよね。

 

 

その場合は、絶対に

コームで無理やり

引っ張らない!!

 

 

やってませんか~?!(汗)

 

これ、一番

アウトです!!!

 

 

毛玉を

コームでは

ときません!!!

 

 

必ずスリッカーブラシに

持ち替えて行います。

 

 

正しい毛玉の取り方

まず毛の根元を持ちます。

 

これは、少しぐらい引っ張られても

痛くないように、押さえておくためです。

 

 

そして、『スリッカーブラシ』で

少しずつといていきます。

 

 

 

また、毛玉が固まってしまっているなら

毛の根元から

先に向かって

『ハサミ』を何度か入れます

 

 

はい!ここ重要!!!

 

 

この時、毛先➡体に向けて

ハサミを向けないこと!!!

 

これは、毛玉切ったつもりが

愛犬の皮膚をざっくり!なんてことに

ならないようにするためです。

 

 

何度も言いますが、

毛玉があった場合は

毛先に向かって

ハサミを入れること!

 

 

これは

絶対です!!!

 

 

そして、スリッカーブラシで

毛玉をほどいたら、コームの出番です。

 

 

毛玉が残っていないか

コームを入れて

チェックしていきます。

 

毛玉、もつれ毛を取って

ふわふわした毛になりましたら

終了です!

 

お疲れさまでした♪

 

 

 

 おしまいに

 

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手を使った

ブラッシングの練習ですが

学生の時に、たくさんしましたよ。

 

学生の時、最初に覚えるのは

『ハード』のスリッカーだったので

少し間違えただけでも、痛そうで

覚えるまで、徹底的にやりましたよ。

 

おかげで今は、トリミング中にわんこが

「ブラッシングって気持ちいい♪」

そう思ってくれると、自ら

『ゴロン♪』してくれることもあります♪♪♪

 

 

そして、 ブラッシングをすると

湿疹ができてた!」とか

こんな所にデキモノができてる!」とか

小さな異変に、気が付きやすくなるんです。

 

それは愛犬の健康を

守ることにも繋がります。

 

できたら、ブラッシングを

毎日の日課にしてもらえると

理想的ですね。

 

でも~っ! なんですよ。

 

わんこを飼ったら

ブラッシング、しなくちゃ!!!

そう意気込んで、わんこを飼われるような

素晴らしい飼い主さんが増えました。

 

とても良いことですし

本当にキチンとしていらっっしゃるなぁと

感動すら覚えます!!!

 

でも 皆さま、絶対じゃないんですよ!

 

わたしを含めたトリマーという

専門の人にお任せする

という選択肢も

全然アリですよ。

 

そうかしら~?と思う方は

こちらの記事を読んでみて♪

 

 犬のお手入れって、どうすればいいの?~飼い主さんができることでいいのよ編~ - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

 

以上で、ブラッシング講座 基礎編の講義は

終了とさせていただきます!

 

2回に渡って

長くなっちゃいましたね~っ(汗)

 

皆さま、お疲れ様でした!!

 

 

 

今後は ブラッシング講座 応用編

考えております!

 

また『保定』というのですが

わんこの押さえ方の講座』も予定しております!

 

最後まで お付き合いをいただき

ありがとうございました♪

 

またのご来場を

お待ち申し上げておりま~す♪

 

以上、年を重ねたら

『長話』が好きになったテイルでした♪

~ブラッシング講座、基礎編~犬のお手入れって、どうすればいいの?

 

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皆さま、こんにちは!テイルです♪

 

皆さまのお役に立てるお話を考えて

前回に引き続き、わんこのお手入れについてのお話を

させていただこうと思います!

 

前回のお話を

まだ読んでいないよ

という方は、こちらから

どうぞ♪

 

犬のお手入れって、どうすればいいの?~飼い主さんができることでいいのよ編~ - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

わんこって
っていう、1つの種類なのに
たくさんのバリエーションがありますよね。
 

体が大きかったり、小さかったり
鼻潰れちゃんだったりと、見た目だけでもいろいろ違う

中でも毛質って
ホントにそれぞれ。
 
うちは毛が短いけど、たくさん抜けるのよ
 
うちの子は、すぐ絡んじゃうくらいに伸びる
 
 
そういった感じで
そのわんこの種類によって
毛が長かったり、短かったりしてお悩みもそれぞれ
 
 

だから使うブラシは
それぞれに違うんです。
 

でもね、
トリマーが基本的に使うブラシは
2つだけなんですよ。
 
 

意外かしら?(笑)
 
 
言い換えると
これがないと仕事にならない!
っていうブラシは2つだけなんです。
 

それ以外は
用途で使う場合がある
と言ったらわかりやすいかな。
 
 
 
そこで今回は
その基本になる2つのブラシの使い方について
お話していこうと思います!
 
 

題して
ブラッシング講座、基礎編!
 
 
栄えある1回目よ!(笑)
 
 
講義が始まりますよ~♪

皆さま、席に着いてくださーい♪(笑)
 
 
 
 
 

ブラシ嫌いにしたのは、飼い主さんかも?!

 

さて、始まりました
ブラッシング講座、基礎編!
 
 
トリマーの仕事に欠かせないブラシ
2つご用意していただきます!
 
 
それは
スリッカーブラシ
コーム
この2つです。
 
 
どんな犬種も
この2つが、基本なんですよ~。
 
 

この2つのブラシを
ご覧になったことがある方なら
わかると思うんですけど痛そうなブラシです(笑)
 
 

特に、スリッカーブラシは
針金で出来ていますので
かけ方を間違えるとスリッカー負けと言って
赤く引っ掻いたような傷が、わんこの皮膚についてしまいます。
 
 
 
そして、コームも
硬いステンレスで出来ていますので
かけ方を間違えると、皮膚を傷めてしまいます。
 
 

本来、わんこは
痛みに強い」と言われていますが、
やっぱり痛いものは、痛いんですよ。
 
 

だから
間違ったブラッシングで
わんこが痛い思いをしてしまったら
ブラシ=痛いもの
って思ってしまうのは、わかりますよね。
 
 
 
でも、わんこのブラシ嫌いが
必ずしもかけ方を間違えていることが
原因ではありませんよ。
 

意外な理由もあるんです!
 

これから正しいブラッシングの仕方を
ご説明しながら『その理由』についても、お話していきましょう!
 
 
 
 
 

 スリッカーブラシの選び方と使い方

 

基本のブラッシングで
最初にかけるのがスリッカーブラシです。
 

スリッカーブラシは
いくつか種類があります。
 
 

その中で、わたしがおススメするのは
小さくてソフトタイプのスリッカーブラシです。
 
 

[rakuten:finepet:10034417:detail]

 

 

ONS スリッカーブラシ ソフトタイプ 小

ONS スリッカーブラシ ソフトタイプ 小

 

 

 いつもお世話になっております岡野さま❤(笑)
 
最初にまず、
これを使って、慣れていきましょう。

そして、これを使いこなせるようになったら
大きなスリッカーブラシにしてもいいでしょうし
慣れてきたようでしたら、ハードタイプのスリッカーブラシ
チャレンジしてみてもいいと思います。
 
 
ちなみに、わたしは使いやすくて
大型犬以外はこれしか使ってません
 
 
この『ハード』タイプと
ソフト』タイプの違いですが、名前の通り

・ハード=針金が硬い
・ソフト=針金が柔らかい
 
という、違いです。
 

でも、ソフトタイプのスリッカーブラシでも
いくら柔らかいといえ、ガリガリやれば傷になりますよ。

その点には十分
注意して使いましょうね。
 
 
では、スリッカーブラシの特徴がわかったところで
早速、かけ方を練習してみましょう!
 
 
 
『スリッカーブラシ』は
鉛筆を持つような持ち方が多いです。
 
 
 
「多いです」といったのは、
実は、わたしと友達のトリマーですら
持ち方が違うんですよね。
 
 
 
彼女はブラシの背の部分を
持つように使っていたと思います。
 
 

他にも
使いがっての良い持ち方が
あるかもしれませんが
わたしは鉛筆のように持ってます。
 

では、皆さま
鉛筆を持つように
持ってみましたか?

次に進みますよー。
 
そしたら
わんこにかける前に
ご自身の手の甲にブラシをあてて練習してみましょう!
 

えぇ、そうです!(^^)/
 
ご自身の手にかけるんです!
 
 
自分にかけてみるのが
一番わかりやすいでしょ?
 
 
 
それに
わんこに痛い思いをさせるのは
かわいそうでしょ?(笑)
 
 
というわけで
やってみましょう!
 

はい!注目!
 
この時の注意点は
手首を返さないこと。
 

ブラシの先を皮膚に当てたら
そのまま毛があるイメージで、ブラシを下に
ろしていきますよー。
 
 

あれ、痛い?
 

それなら
手首を返してるんだと思います。
 
 
 
スリッカーブラシは、見ておわかりいただけるように
くの字』に曲がっているので、手首を返すと皮膚をえぐってしまいます。
 
 
そこに気を付けて
何度かやってみましょう。
 

毛があるイメージで
皮膚に当てて、ブラシを
そのまま下ろして、毛をといていきます。
 
 

これをトリマーさんは
超高速(?)で、行っているんですよ(笑)
 
 
ブラシが当たる時に
刺激はあっても、痛くなくなったかな?
 

それができたら
次は愛犬にチャレンジです!
 
 
 
 
 
 

わんこに『スリッカーブラシ』をかけてみよう

 

では、最初に
ブラシをかけていく順番をご説明しますね。
 

スリッカーブラシの基本は
体の下の部分から上の部分へと
順番でかけていきます。
 

わんこが嫌がる率が低く
やりやすいところ横腹から、かけてみましょう。
 
 
はい!ここ注意点!
 
ペタペタとした触り心地
ミニチュアピンシャーダックスのスムースなどの
超短毛のわんこ以外
必ず毛を持ち上げて、下からかけていきます。
 
 
表面だけをブラッシングしても
もつれ毛玉に気が付かないですし、
抜け毛取りも、しっかり行うことができないんですよー。
 

まずお腹の下の毛をかけたら
少しずつ、押さえている毛を下ろして
その下ろした毛をブラシする、という繰り返しになります。
 
 
ん?
 
わかりにくいかしら・・・(@_@)
 
 えっと~・・・
 
 
わんこを横抱きしたら
上から見て、見える横腹の一番下の部分から
背中に向けて順番にかけていくんです。
 
 
 
ブラシを持っていない手で
毛を持ち上げて皮膚が見えたら、ブラシを当てる。
 
 
そのまま下に
ブラシを下ろしながら、毛をときます。
 

はい!ここでも注意点!
 
 
皮膚に並行に
ブラシはかけません!
 

皮膚に沿ってブラシをかけると
スリッカー負けを起こしますよー。
 
 
 
 
 
 
はい!ここ最も重要ポイント!!!
 
そんな怖い顔しない!!!(笑)
 
 
 
かけてやるぞ~」って
鬼のような顔してたら、わんこもわたしも怖いです!(笑)
 
 
どうですか?
 
思い当たりません?
 
 

実は、ブラシの嫌いなわんこの
大きな原因となり得るのは
 
 

飼い主さんが怖い!!!

だったんですよ~(笑)
 

必死なお気持ちは、よ~くわかります!
 
 
 
でも
わんこは雰囲気や顔つき、
声などから、飼い主さんの気持ちをくみ取ります
 
 

飼い主さんが怖い顔してたら
わんこが「ブラシしてもらえて嬉しい!
「ブラシって気持ちいい!」なんて思えないでしょ?
 
 
飼い主さん!
笑顔よ!笑顔!!!(笑)
 
 
 
ブラッシングはマッサージ効果もあるんですよ♪
 
いいですか~♪

マッサージで
わんこを気持ちよくしてあげましょうね~♪
 
ブラッシングする時は
わんこは抱っこして、リラックスしている状態がいいですね。


お散歩から帰って
発散した後、落ち着いている状態だとやりやすいかも。


楽しかったね~♪

なんて話しかけながら
飼い主さんも、ゆったりした気持ちで。
 
 

 わたしが何より
お伝えしたかったのはこれ!!!(笑)
 
 
手順は
もういいかしら・・・?
 
あ、でも一応・・・
 
そうね、しましょう!(笑)
 
 
気を取り直して!
 
ゴホンッ!!
 
え~・・・
 
両横腹のブラシが
終わったら、背中をかけてみましょうか。
 
 
尻尾の付け根の毛を
前側に持ち上げて、皮膚が見えたらブラシを当てて・・・。
 
 
あ~・・・そうだ。

一番、スリッカー負け
しやすいのは、背中かもしれませんねー。
 

背中って真っすぐですから
かけやすいですものね。
 
 
 
多くの飼い主さんが
背中だけはかけてるっておっしゃいます。
 
 

でも、真っ直ぐだからって
ガリガリなんてやってなかったですか?!
 
背中も
皮膚からブラシを離していく!
が基本ですよ!

背中の皮膚にブラシを当てたら
上に引上げながら、毛をといていきましょー。
 
 

そして、次は
胸を先にかけていきしょう。
 

前足の付け根から、始めますよー。
 
 
首近くなったら
わんこの顎を優しく持って、上を向かせましょう。
 
毛が長い時は
上を向かせている手で、毛も持ち上げます。
 
 
そのまま
首周りをかけたり
耳の付け根は、もつれたり
毛玉になりやすいので、しっかりと。
 

では、ここからが
なかなか難しい『わんこが嫌がるポイント』に入っていきますよー。
 

残っているのは
以下の7か所になります。
・顔
・耳
・足
・お尻
・お腹(わきの下を含む)
・尻尾
※押さえ方やブラシの向きで目を傷つける可能性があるので、お顔はコームのみでも良いです。
 

どこが一番
嫌がるかは、その子によって違います。
 

それを最初に、知っておきたいので
愛犬のこれらの場所を触ってみましょう!
 
 

そうです!
触られて一番、嫌がる場所。
 
 
どこでしたか?
 

あ、そうそう!
 
 
わんこって
お気に入りの場所ってあるんですよ。

え~っとね。
わんこって・・・って、突入したいとこですが
今回は、ブラッシング講座!!!(笑)
 
それはまたの機会に
ゆっくりお話させていただこうっと♪

あれ、えっと。。。
 
あっ!嫌がるところは、わかりましたか?(汗)

わかったら
その場所は、最後にしましょう。
 
 

はい!ここ重要!!!

 
 
 
一番は、わんこの
もうイヤ~っ!!!」が
マックスにならないようにすることです(笑)
 
 
だから一番嫌いな場所が、お耳だとしたら
耳をちょっとかけたら、お尻にいってみたり
胸をかけてる最中に、少しお耳なんてことでもいいんです!
 
我慢している気持ちが
マックスでもう耐えられない!!!
って気持ちまで持っていってしまうと
わんこが次にはブラシが嫌だった記憶になってしまいます。
 
 
 
だから、なるべく嫌いな部分は
サッと終わらせてあげることが一番なんです。
 
 
それと 一度に
ぜ~んぶは出来なくてもいいんです!!!
 
 
もちろん
全部できるのはスゴイですよ!
 
 
 
でも
ブラシをイヤなものにしてしまうぐらいなら
今日は、背中と尻尾だけ」でも、いいんです!
 
 
 
そして
明日、お腹をやってみよう」で、いい~んですっ!!
 

気負わず
取り組んでみましょうね♪
 

 

今回は、思いの外

長くなってしまったので

次回、ブラシ編・2としてお話したいと思います!

 

次はコームを使いますよ♪

 

前の記事を読む前に

読み終えちゃったよという方は

以下から、どうぞ♪

 

犬のお手入れって、どうすればいいの?~飼い主さんができることでいいのよ編~ - トリマーのお役立ちするかもしれないブログ (hatenablog.com)

 

犬のお手入れって、どうすればいいの?~飼い主さんができることでいいのよ編~

 

 

 

こんにちは!

 
あなたの愛犬の悩み、解消していきましょう!
 
飼い主さんの心の相談員「テイル」です♪(笑)
 
引かないでぇ~!(汗) 
 

最初なので
何をお話しようかと
思いましたが

愛犬のお手入れの悩み
について、お話していきたいと思います。
 
 一応(?)、わたくし
トリマーなんで♪
 
 
現在は、わたくし
フリーで、トリミングを行っている
ということもあって
トリミング以外でも
飼い主さんと交流することが
増えたんですよ。
 
 
そしたら見えてきたことが・・・。
 
 
ペットショップの店長をしていた頃は
そのことには、気が付くことは
かったんですよね。
 
 
そんなことをシリーズ化していったら
面白いかな、と思ってます♪
 
 
実体験のことなら
もしかしたら皆さまの
愛犬の悩みに通じること
あるかもしれないじゃない?(^_-)
 
というわけで、ではでは
今日は、その実例をご紹介しながら
お話させていただきたいと思いま~す!!
 
 

ブラッシングが、大っ嫌いだったポメちゃん

 

 
 (写真はイメージです)
 
 
わたしのお客様の中に
担当して、もう10年になる
ポメラニアンのわんこがいます。
 

この子、ブラッシングが
だいっっっっっっ嫌い』でした。
 

というのも
公園に捨てられていた
という悲惨な過去があり
迷っているところを
わんこ好きな方に保護されたんです。
 
 

見つかったときには
もう固まってしまうほど
毛の状態が悪く、毛玉は
マット状だったそうです。
 
 
保護した方は、その見た目では
 
「新しい飼い主さんも見つからないだろう」と
 
ポメちゃんのグルーミングを
お願いしたんです。
 
トリマーさんは
一生懸命に、毛玉取りを
してくださったそうです。
 
 
え?
 
 
そんなに毛玉が酷ければ
刈ってしまえばいいじゃない?
 
 
うんうん!
 
 
そう思われた方もいらっしゃるでしょうね。
 
 
 
わんこは痛いですし
トリマーさんも大変ですし
どうせまた生えてきますしね!
 
 
でも、じゃあ
何故、トリマーさんは
刈らなかったのでしょ~か?!
 
 
 
新しい飼い主さんを見つけるためには
 
「毛を残した方が可愛いから!!」
 
 
 
確かに、
一理ある!
 
でも、実は
違うんです
 
 
その理由というのは
実は、ポメラニアンは特殊な部分があって
毛を刈ってしまうとホルモン異常を起こして
毛が、生えてこなくなって
しまうことがあるんです。
(必ずではないです)
 
 

それを知っていたトリマーさんは
必死に、毛玉を取ってあげたんですね。
 

もう、そこまでの状態になると
さすがに、いくら頑張っても
全く、痛くなく
毛玉を取るということは
不可能です。
 

そしてその後、
ご縁があって、わたしが
担当することになったのですが・・・
 
 

ま~っ!!!大変!!!(;゚Д゚)
 
 

ちょっとの毛玉でも
即、本気咬み( ;∀;)
 

口輪をしても
唸りっぱなし(@_@)
 

そこでスイッチ入ったもんなら
なんでも怒って
咬みつこうとする・・・(゚Д゚;)
 
 
 
でも、褒めたときは
とっても可愛い♡( *´艸`)
 
 
 
それが、わたしにとって
とにかく救いでした(笑)
 

それから一年くらい
とにかく頻繁に、なるべく毛玉にならないうちに
トリミングに来てもらえるように、お願いをしました。
 
 

わんこって、頭がいいので
覚えてはくれますが、あまり間が空く
やっぱり忘れちゃうんです。
 
 
 
それに、躾という
躾もされていなかったので

飼い主さんにも
やはり、咬みつきました。
 
 

でも
この飼い主さん、
強くって(笑)
 
 
 
咬まれながらも
自宅で、なんとか
ブラッシングしてくれてたんです。
 
 
 
ところが、ある時
飼い主さんのお仕事の都合で
しばらく、ブラッシングできなかったんです。
 
 
 
そして、見てみると
やはり、もつれてはいます。
  
 

でも、やってみて
すぐに、気が付きました!!!
 
 
おとなしい!!!(・_・;)
 
 
 
いつもなら
とっくに、怒っててるのに
唸るだけなんですよ!!
 
 

そう言ってるうちに
まさかの終了・・・。
 
 
 
どういうこと( ゚Д゚)?!
 
 
 

それで飼い主さんに
お帰りの際に
聞いてみました。

自宅では、相変わらず
ブラッシングは
咬みついたということでした。
 
 

そして、飼い主さん
 
あたしがブラシをしない方が良いのかも」と。
 
 
 
それで
次もお試しで
自宅でのブラッシングは
しに。
 

それを繰り返していった結果
わたしには、全く
咬まなくなりました(#^.^#)(笑)
 

はい!
わたしには、です(笑)
 
 
 
飼い主さんが言うには
テイルさんのことは、認めたんだろうね~」と。
 
 
 
そして
下手な人が、チョコチョコやるよりも
上手な人に、定期的にやってもらった方がいいんだね
 
 

という結論に達して
現在も1か月~2ヶ月の間には
必ずいらっしゃってます。
 
 
 
飼い主さんも、忙しい中で
無理してブラッシングすることから
解放された、とおっしゃってました。
 
 

今回の教訓!


 

  (写真はイメージです)


最近は、本当に

真面目な飼い主さんが

多くて、驚きます。

 

 

もちろん、飼い主さんとして

頑張ることも必要です。

 
 
 
でも、咬まれれば
それに対しての恐怖は、
誰しも感じますよね。
 
 

お手入れは、してあげなければ
という思いは大事ですが
 
でも、そこで
飼い主さんもわんこも
お互いが、ストレスになってた
と思うんです。
 
 

そこをスパッと止めて
専門の人に
丸投げしてもいい
と、わたしは思います。
 
 
 
トリマーになる時
わたしも一応、専門学校を卒業して
資格を取りました。
 
 
当時でも
年間で、100万程度は
かかったと思います。
 
 

2年通ったから
ざっと、200万程度は
かかってるんですよね。
 

その上、働いて
更に、経験を積んで
やってるんですもの。
 
 
ちょっと、やったことがあるって人より
やっぱり、
上手いんじゃ
ないの?( `ー´)ノドヤァ(笑)
 
きゃ~っ!
調子にのりました!(汗)

これからも
精進いたします・・・!*1
 
 
 
どこまでできるかは
人によって様々です。
 

わたしは、カットの技術も
ほめていただけるように努力していますが

何より、わんことの
コミュニケーションが
大事だと思っていて
 
わんこと飼い主さんとの
信頼関係を築くことに
重点を置いています。
 
 
 
あなたと愛犬が
信頼関係が築ける
トリマーさんに出会っているなら
全て、その辺はお任せしてしまうってことも
決して悪いことではないと思うんですよ。
 
 
今回は、飼い主さんが無理せず
トリマーに、丸投げしてしまう方が
結果、良かったというお話でした。
 
次回からは、具体的に
ブラッシングや肛門腺の絞り方など
実践編をお届けします!
 
次も読みたいよという方は、こちらから♪
 
 
 
今後の皆さまの
お役に立てたら幸いです♪
 
 
 

*1:+_+

ご挨拶。。。


 
はじめまして!
 
わたくし『テイル』と申します。
 
以前のサイトが閉鎖になり
こちらに引っ越してくることになりました。
 
宜しくお願い致します!
 
まず、簡単に自己紹介させてくださいね。
 
 
高校を卒業後、
トリマーの専門学校を卒業して
動物病院で勤務した後、
ペットショップの店長として働いて
現在は、フリーでトリミングを行っています。
 
 
そして
『文章を書く』という欲求に、目覚めて
現在、クラウドソーシングのお仕事も少しさせていただいてます♪
 
 
というのも
子供から少し手が離れて
気が付けばアラフォーになってた、わたくし・・・。
 
 
 
その時
今までの人生を振り返り
何か新しいこと、始めてみたい!
という衝動に、駆られたんです。
 

そして
思いついたのが書くこと
 
 
わたしの実家では
昔、小さな本屋さんを経営していました。
 
 
だから
本を読むことは、大好きでしたねー。
もちろん、漫画も♪(笑)
 

そして
実際に『書く』というお仕事をしてみたら
と~~~~~~っても、楽しかったんです!!!

だから
調子に乗って(?)
更にまた、何かにチャレンジしてみようと
ブログをやってみることにしたのです。
 
 
日常、トリミングで
飼い主さんに、お会いするじゃないですか。
 
 
その時に
聞かれたことって
意外と何処にも載ってないんですよね。
 

だから、このブログでは
そういった飼い主さんの疑問や
「おいおい!」と笑っちゃうような日常のことも、書いていきたいなと思っています。
 
 
そして、たまには
心に『キュッ』とくるようなお話も、あるかもしれません。
 
 
命の関わるお仕事って
本当にいろいろあるんですよ。
 
 
だけど
とにかく動物が大好で
わたしが関わってきた、この世界。
 
 
なにかもっと
広げたいなぁ~って思ってます!
 
どうぞ、これから
一緒に、楽しんでいってください♪♪♪
 
※お知らせ
 
引っ越しをして
現在、ブログの中身を直しています。
 
読みにくい部分や
繋がりのおかしい部分がありますm(__)m