トリマーのお役立ちするかもしれないブログ

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犬種についてのテイルの個人的な見解!

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わんこには

たくさんの種類がありますよね。

 

最近、ちょっと

びっくりしたことがあって

お話しようかなと思います。

 

少しでも

皆さまの誤解や

疑問がなくなればいいな

と思って、書かせていただきますね。

 

 

さてさて、このわんこの種類

というのは、元々

人間が決めたものです。

 

 

確かわんこの先祖とされる

種類は、3頭。

 

そこから、交配し

最終的には、現在のチワワだとか

フレンチブルだとか、枝分かれして

いったのだと言われています。

 

なぜ、その犬種が

確立したのか

というと、

人間の用途だったのですね。

 

 

例えば、前にお話した

プードルのように鳥猟犬だとか

ブルドッグ系は、元は戦わせる

闘犬でした。

 

ブルドッグの鼻が潰れているのは

相手に噛みつきやすいように

という、悲しい歴史上の

結果でもあります。

 

 

その犬種にまつわる

びっくりしたお話を

今日は、させていただきましょう。

 

 

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(写真はイメージです/PhotoACより)

 

 

最初に…

あまり強くは

言いたくないんですけど

ちょっと、びっくりし過ぎてまして。

 

これからのお話中に

言葉の選択を誤ったら

ごめんなさい。

 

 

 

先日、私の両親と話していると

知り合いの方が、わんこを飼ったという

話になりました。

 

「会ってきたけど、可愛い柴犬だった」

 

そこまでは

良かったんです。

 

「でもさ、豆柴だと言われたのに

普通の柴犬になってきたって」

 

「普通の柴犬って?」

 

「だから、豆柴って小さいんだろ?」

 

「柴犬の中で、小さいコを

そう呼んでるだけだよ」

 

「だけど、大きくなったって」

 

まぁ、ここまでは

よくある会話なんです。

 

「これじゃあ、普通の柴犬で

あのテレビに出てる犬じゃないって」

 

私は頭が

???になりました。

 

すると、私の夫が

 

「もしかして、あの和●総本家の…?!」

 

「そうそう!あのコが欲しくて飼ったのに

全然違うって」

 

唖然とする私に

両親は、続けます。

 

「あまりに違うから

『返品するか?』って言ってたわー」

 

これは、さすがに

知識のない私の夫も子供ですら

びっくり!!!

 

「あれは歴代、柴犬の子犬を

出してるだけで、もう

十数頭、違う犬が出てるでしょ?!」

 

開いた口が塞がらない私より先に

夫がびっくりして、

そう否定しました。

 

「えーっ?!あれは全部、子犬ってこと?」

 

「そうだよ・・・」

 

「なんだ!子犬だったんだ!?教えてあげなくちゃーっ!」

 

飼われた犬が

不憫です…

 

その後、私の両親がその知人に

その話をしたようですが

手離せなくなってはいたようで・・・

 

 

可愛いがられていて

良かったです(汗)

 

 

今回のお話は、飛び抜けて

あり得ない誤解ですけど

似たようなことは

よくあります。

 

 

「すごくいい血統のコを飼ったのに

大きくなった」

 

 

「高かったのに…」

 

 

そう口にする飼い主さん

意外と、少なくとないんですよね。

 

 

 

最初に

犬の元は、3種類って

お話しましたよね。

 

 

その元は

みんな大きな犬です。

 

明確にはわかりませんが

間違いなく

小型犬の大きさでは

ありません。

 

 

いまのわんこたちは

あくまでも、人間が

気に入った大きさのわんこを交配して

その大きさのわんこを増やしていった

結果なのです。

 

 

だから、大きくなったとして

ひぃひぃひぃ……………お祖父ちゃんか

ひぃひぃひぃ……………お祖母ちゃんに

似てるだけなんです(笑)

 

 

ちなみに

それをトリマーなどの中では

先祖返りと言ってるんですよ。

 

 

その先祖があるから

私たちは今、その可愛いわんこに

合うことができたのです。

 

わんこは

ぬいぐるみじゃありません。

 

大きさに関係なく 

元気で

健康だったら

最高でしょー!

 

 

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びっくりついでに

もうひとつお話しますね。

 

ある知り合いの方が

飼っているわんこのことで

びっくりしたことがあるんです。

 

そのわんこ。

 

ミックスのわんちゃんです。

 

近年、純犬種のわんちゃん同士を

掛け合わせて名前を付けて

販売しているわんこを見かけますね。

 

でも、このコたちは

ミックスという種類です。

 

ですが、

その方は

 

「ミックス?違うよ。

犬種が認められてる」

 

と言っていたのです。

 

でも、新しく犬種が認められて

登録されたとしたら、トリマー仲間で

話題に上らない訳がないんですが

聞いたことが、全くなかったんです。

 

帰宅後、調べましたが

やはり登録は

されておりませんでした。

 

この犬種というのが

新しく認められて

登録されるには

そう簡単ではありません。

 

 

その理由は、その種類のわんこに

先天性の病気が多発しないか

性格的な難点はないか

同じような特性を持ったコが

ほぼ全てのコに生まれてくるかどうか。

 

 

そういったことを

何代にも渡って続けて

安全が確認されないといけないからです。

 

 

不幸な思いをするコを

増やさないために。

 

 

それは、私利私欲にまみれた

人間が作り出したわんこたちに対する

最低限の礼儀だと、わたしは思うんです。

 

ブリーディングは

その犬種に惚れ込んで

極めた人が、唯一行えること。

 

また新しい犬種を

確立したいという気持ちは

わからないわけではないのですが

素人が、闇雲に手を出すものではない

と私は思うのです。

 

 

 わたしは、この世に

命を受けた全てのわんこたちが

生まれてきて良かった!と思ってくれるような

楽しい犬生になってくれることが

一番の願いです。

 

皆さまのわんこも

充実したわんこライフになりますように!

 

テイルでした♪